「タムタムの上海中華料理日記」

朱家角 編

上海市青浦区朱家角

http://www.zhujiajiao.com/


 

2006年12月30日 朱家角

友人夫妻と上海南外灘軽紡面科市場で待ち合わせ、チャーターしてくれたタクシーで朱家角に向かいます。北京語ができる友人がいなければ実現しなかったプランに、感謝、感謝です。 朱家角ではあまり食事する所はないのではないかとの情報に、友人夫妻は昼食をすませデザートのカボチャコロッケ、私は魚翅蟹粉灌湯包の持ち込み。食べているうちにポカポカと気持ちよく、しばし皆で居眠りです。

カボチャコロッケ
カボチャコロッケ

さて、現地到着。 まず、街に入るのに入場料を取られます。 入るだけなら10元、中の展示館が全部付いて58元。 全部見ることはなかろうと、10元払って中に入りましたが、この時点でまとわりつく人がいます。観光地ですからね・・・・

入ってビックリしたのが、食べ物屋が多いこと。 青香糯米粽(ちまき)に红烧蹄膀(豚の膝の醤油煮込み)が名物との事で、テイクアウトの店があちこちにあります。 レストランもそこそこあります。 そんな中、友人が見つけたのが桂花糖藕。レンコンを甘く煮付けたデザートです。 残念ながら冷たい品しかなくあきらめましたが、 後ほど茶館で食べるために蛋黄鮮肉粽を買って、運河をめぐる遊覧船に乗り込みました。

ちまき屋 豚膝屋
青香糯米粽 红烧蹄膀

鴻興館 桂花糖藕
鴻兴館 桂花糖藕

鴻興館メニュー
鴻兴館メニュー

さて、この遊覧船というか渡し舟。50元で30分貸切です。 運河をゆっくり櫓で漕ぎながら、運河を行ったりきたり。 「同じ所を戻るなよ~」なんて言っていたら、とても風情のある所に入ってくれました。 それにしても、前日のように寒くなくて本当によかった。

路地 放生橋
路地 放生橋 築435年

運河 仏教寺院
運河 ここが風情があってよかった 仏教寺院

十分満喫した後、運河端に立派な店構えの茶館に入ることにしました。

続く



2006年12月30日 阿婆茶馆 GRANNY TEA HOUSE

実は、この茶館、友人が事前に調べていてくれた店。 大きな店構えにシックな内装。 ちょっと外は寒いですが、雰囲気を重視して2階のテラスでお茶する事にしました。

安渓烏龙茶 Oolong in Anxu 35元
しっかり焙火されたお茶。オーソドックスで一番飲みやすい。

珍品桂花王 Treasure sweet-scented osmanthus monarch 45元
甘いキンモクセイのお茶。デザート系のお茶です。

天然嫩叶紋股藍 Natural delicate Ye Jiaogu is blue 35元
おもしろそうなので、私が頼んだのがこの品。 苦甘いお茶で薬みたい。ガブガブ飲むのはちょと辛いですね・・・・

お茶請けもいろいろと出てきました。 花生糕はよくありそうな、ピーナッツが入ったちょっと固めのおかし。 状元糕は具のないヨックモックという感じのとても柔らかいクッキー。 薰青豆はソラマメの燻製で、皮が分厚いのでちょっと食べにくかったですね・・・・

さらには、先ほど買った蛋黄鮮肉粽も食べながら、運河を行く渡し舟を眺めてゆったりと時を過ごしました。

なにやら、老夫婦という感じの人が出てきました。 どうも、流しの胡弓弾きのようです。 なにやら歌うというのでお願いしたところ、立て続けに6曲ほど歌ってくれました。 運河の渡し舟の人たちが、皆こちらを見ています。 まさに、皆の注目の的。

流しの胡弓
少し録音してきましたので、どうぞお聞きください! (File Size=49KB)

終わったところで、やはりチップ。 いくらにしようと友人と相談していたところ、女性の方が日本語で「50元」とボソリ。 先ほどの船頭さんと変わらない値段に聞こえないふり。 友人が10元渡したところ、「1曲5元だから30元はもらわないと」とはっきりクレーム。(笑) 結局、20元払ってお引取り願いました。

そんなこんなでのんびりした後、ちょっと早めですが上海に戻ることにしました。

続く

阿婆茶館 阿婆茶館
阿婆茶馆 阿婆茶馆 運河に面して立派な店構え

店内
シックな店内

薰青豆 状元[米羔]
薰青豆 状元糕

花生[米羔] 安渓烏龍茶
花生糕 安渓烏龙茶

天然嫩叶紋股藍 珍品桂花王
天然嫩叶紋股藍 珍品桂花王

蛋黄鮮肉粽 蛋黄鮮肉粽
蛋黄鮮肉粽 蛋黄鮮肉粽



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