「タムタムの上海中華料理日記」
天山茶城 編 上海市长宁区中山西路520号 TEL 6259-9999
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![]() 2006年12月撮影 |
2006年12月29日 天山茶城
今日は中国茶の先生2人のお供で中国茶の店がずらりと集まる天山茶城に来ました。
というか、私が勝手にくっついて行ったのですが、今朝は本当に寒くて参りました。
さて、外からもはっきりわかるお城のようなこのビル、立派な門をくぐります。
中は龍井茶を中心とした茶荘がたくさんと、茶器や彫刻の店がずらり。
円筒形のコオロギ用の虫籠やマッチ箱サイズのさらに小さい虫籠を見せてもらいながら、いろいろな店をひやかします。
その中で見つけたのが、いつぞや見かけた急須。
飄逸杯という名前でなんと20元。即決で買った所、別の店では19元。
しまった!(笑)
さて、何軒かでお茶を試飲しながらたどり着いたのが結構地味な店。
(注意:茶荘でお茶を飲ませてもらうのは、デパ地下やスーパーの試食とは違います。お店の人と相談しながらお茶を選ぶためのものですので、ご注意ください。)
ここが実に素晴らしい店でした。
まずは、他の店では無条件に最初の1杯で茶杯を洗ったのですが、この店では洗いません。
聞いたところ、「栄養があるのにもったいないじゃない」との事。
お湯の注ぎ方も実に繊細です。
蒙頂黄芽
紅茶
君山銀針
茘枝紅茶
ここで出してくれたお茶請けが甘みが自然でこれまたすっかり気に入ってしまいました。
ところが、この品は天津の品との事で、上海では手に入らないようです。残念!
また、龍眼をいただきましたが、とてもみずみずしくて、ライチみたい。
実は、この店、晋洱茶が専門のようですが、人の大きさくらいの晋洱茶が置いてあります。なんと、15,000元。
极品茉莉花茶 ジャスミン茶
とても寒いこの日、トイレに通いながら、かなりの時間をこの店で過ごしました。
蒙頂黄芽と紅茶を買って帰ったのですが、お店の人が「お湯を先に入れて茶葉を入れてください。」とのアドバイス。
(続く)
最初に飲ませてもらったのがこのお茶。黄茶の醗酵を進め、まるで紅茶にしたようなお茶。
味もまるで紅茶ですが、紅茶のように後に残りません。お店の人曰く、醗酵が進みすぎた失敗作?という事ですが、すっかり気に入ってしまいました。
次いで飲ませてもらったのが紅茶。なんとも独特な香りに3人でなんだろう?
「昔の飴のような・・・」と私が言ったところで2人が「べっこう飴だ!」
すっきりとしたお茶で、きつさはありません。
インドの紅茶を使って作ったお茶。香料でライチの香りを付けているお茶は2煎目で香りが飛んでしまいますが、この品は強烈な香りが続きます。
そうこう言いながら、のんびりしていたところ、出してくれたのがこのお茶。
売り物ではないようですが、このお茶が強烈でした。
香りが強いというより、香りの中に飛び込む感じ。
なんでも、500gの葉に2kgの花を使っているとの事。
2煎目はぐっとお茶の味わいが出てきます。
このお茶の場合、お湯を熱くしないようです。
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ビルの中 | 飄逸杯 |
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蒙頂黄芽 | 蒙頂黄芽 |
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蒙頂黄芽 | 紅茶 |
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紅茶 | 紅茶 |
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君山銀針 | 君山銀針 |
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茘枝紅茶 | 茉莉花茶 |
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天津のお茶請け | 龍眼 |
上海で買ってきた飄逸杯が使いたくて、スキー場に持っていきました。ところが、ホテルの部屋には湯沸しポットがありません。
湯と日本茶が各階1台の機械から汲めるようになっています。
最初はバカにしていたのですが、結構湯の温度が高そうだったので、
普段飲んでいるお茶を早速入れてみました。
これは、とっても便利。
湯が切れるのがうれしいですね。
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まず茶葉を入れます | 湯を注ぎ、抽出中 |
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湯を落とします | 茶葉が開いてきます |
家族スキーから帰ってのんびりしたこの日、上海で買ってきたお茶を、早速家でいただきました。
极品茉莉花茶 ジャスミン茶
四川金毫(紅茶)
500gの葉に2kgの花を使っているというこのお茶、茶葉を出した所から強烈な香りがします。妻曰く「まるで香水ね。」そう、まるで香水を飲む感じです。非常に上品でおいしいのですが、このお茶はたくさんは飲めませんね。ちなみに、あまりお湯を熱くしない方がよいそうです。
こちらは、茶葉から甘いさわやかな香りがします。
この甘い香りが飲んでも続き、なんだか甘い感じ。砂糖などいりませんね。
紅茶はきつくて多くは飲めないのですが、このお茶は何杯もおかわりしました。
妻も、「イギリスの紅茶より中国の紅茶の方がおいしいね。」
このお茶は湯を先に入れて、茶葉を入れます。湯の温度はそれほど高くない方がよさそう。
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极品茉莉花茶 | 极品茉莉花茶 |
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极品茉莉花茶 | 四川金毫 |
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四川金毫 | 四川金毫 |
のんびりと過ごした休日、上海で買ってきたお茶を、家でいただきました。
蒙頂黄芽
上海で試飲させてもらった時に、紅茶のような後味が残らずさっぱりとして、その場では紅茶よりこちらの方が気に入ったお茶。
ワクワクしながら飲んだところ、たしかにさっぱりしておいしく、後味も残らないのですが、先日の四川金毫の方がよいと、妻とも一致した感想。甘い香りが四川金毫よりは少ないという事なのでしょうか?
お茶としての味わいは先日飲んだ四川金毫の方が上かもしれません。
このお茶は湯を先に入れて、茶葉を入れます。湯の温度はそれほど高くない方がよさそう。
それにしても、黄茶のはずなのですが、まるで紅茶。
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蒙頂黄芽 | 蒙頂黄芽 |
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