タムタムの『こんなことありました』 2003年12月



No.291
2003/12/06(Sat)
デジカメ(こんなことありました−54)

香港の最終日、前から悪かったデジカメの調子が、ついにどうしようもなくなりました。修理に出したり、接触不良をティッシュで押さえたりと、気に入って使ってきたのですが、ついに年貢の納め時です。

これまでのOLYMPUSもよかったのですが、職場のIXY DIGITAL 400を借りてCANONもなかなか。この2つに絞って秋葉原に行ってきました。

実は、その前に中華料理を食べていこうとしたのですが、なんと行く店、行く店(3つとも)、皆、閉まっていて(おかげで、神田から上野まで歩きました)、散々。結局、上野の蕎麦屋にしたのですが、ハラペコになりました。

さて、秋葉原では品揃えの豊富な店で少し話を聞こうと店員に声をかけました。一通り考えていることを言うと、「確かに、デジカメはカメラメーカーの方がいいですね。」カメラメーカーというと、今、一番人気はこれ。とミノルタのデジカメを紹介してくれました。ズームが飛び出してこない仕組みでなかなか工夫されています。でも、ちょっと唐突な感じがしたので、パンフレットをもらって別の店に。そこで聞いた感じでは特にミノルタという訳でもないようです。

これは! と思って、先ほどの店に舞い戻ります。先ほどの店員。冊子のようなものを胸にかかえています。よく見ると、OLYMPUSやFUJIFILMと名札をつけた店員が。そう、デパートなどで有名なメーカーから来ている店員です。件の店員に声をかけられないように注意しながら胸の冊子を下ろすのを待ちました。

やっぱり! ミノルタの名札でした。
正々堂々と「ミノルタなんですが」と宣伝してくれればよいものを、「今、一番人気」とは失礼ですね。

結局、メーカーの人ではない店員を探して相談しました。
この人、本当に詳しくて、しかも土日だけの割引もあるよう。この店で買ってしまいました。職場のIXY DIGITAL 400のひとつ下のレベルのPower Shot A70。「画素数だけではなく、素子の質も違うので、画質が違いますよ」と注意してくれたのですが、とても安かったことと、乾電池が使えるのでこれにしました。

確かに、接写のフラッシュの具合がIXY DIGITAL 400ほどうまくいかず、以前のOLYMPUSに比べてもちょっと物足りない感じ。(画素数はPower Shotの方が断然多いのですが・・・・)
いろいろと、撮り方を試してみなければ・・・・・・




No.293
2003/12/13(Sat)
容姿(こんなことありました−55)

容姿は生まれつきで変えられないという友人の言葉を聞いて、アメリカの大統領だか誰だかの「人間は40歳を過ぎると自分の容姿に責任がある」という言葉を思い出した。
でも、今日、書きたいのはそんなこ難しい話ではありません。

バスでやけに目に付くオバサン(失礼!)がいる。
何が目に付くかと言うと、座席をどんどん移っていくのだ。最初は空いている2人席か一番後ろ。前の1人の座席が空くとすぐに移り、終点で降りるのだが、そのひとつ前の停留所を過ぎる頃から出口に立つ。バスの止まる位置から考えると出口より入り口の方が降りやすいのだが、入り口には立たないで、なぜか出口。

この席を探すときの表情、席を移るときの表情が実にイヤ(失礼!!)な顔。醜いとはこういう事かと勝手に思っていた。

ところが、ある日。
バスを降りた直後、そのオバサンを見てビックリ!
ちょうど友達と一緒だったかで挨拶をしていたようなのだが、これが、なんと実にイイ笑顔。

オバサンを見直したというより、自分も一人の時はあんな顔になっていないかと、大変反省すると共に、笑いを忘れない生活を送りたいものだとつくづく感じた一日であった。

ちなみに、私は齧歯目です。(^^)




No.294
2003/12/19(Fri)
スキー初日(こんなことありました−56)

(今回は日記調)
この週末は家族でスキー。
実は、前日までキャンセルするかどうかずいぶん悩んだ。
取った宿は上越国際。車のない我が家にとって新幹線で行けるのと、駅前か送迎バスがあるのは必須。軽井沢かここかという所で、安いのとスノーバイク等いろいろ遊べる上越国際にした。
ところが、ここ数年で一番の雪不足。前日で50cm、一部滑走可との事。この一部というのが曲者で、要は上の方しか滑れないという事。リフトで上り下りできないと難しいという事では昨年スキーデビューした息子にはちょっと無理かな?で、キャンセル可能な前日17時までに妻と手分けしていろいろ調査。私は積雪情報をインターネットでチェック。妻は代替案の料金調査。

結局、軽井沢がこの時期ずいぶん高かったのと、息子が雪がなくても上越国際がよいと言ったのと、週末に雪が降りそうという事でそのままに。実は、今回、家族3人なのにメゾネットタイプの部屋にしていたらしく、それが息子にとっては決め手だったよう。私にとっては温泉か。

で、当日。
妻と子供は子供の終了式が終わってスキー場に。私は仕事が終わってから追いかけることに。新幹線を待つ間、風がビュービュー吹いてとても寒いのだが、これならスキー場は雪だ!と一人ニヤニヤ。

はたして、越後湯沢を降りると雪だった。
スーツ姿に革靴では足元がおぼつかないのだが、これまた苦にならない。送迎バスに乗り込んで運転手さんに「雪はいつから降ってるのですか?」と上機嫌で聞くと、「先ほどからなんですよ。この辺りで雪が積もるのは今シーズン、これが最初で・・・」という話。
ついてるというか、なんというか。

バスの乗客は私一人。無事ホテル前にバスが着いたら、ホテルの業務用の車が止まっていて雪の上を歩く羽目に。これはホテルとしてはいただけませんね・・・・・・




No.295
2003/12/20(Sat)
スキー2日目(こんなことありました−57)



はたして翌朝は雪。この時期の雪はかなり寒く、地元の人には笑われそうだが、我々にとっては吹雪の雰囲気。
で、朝はのんびり過ごすことに。朝食ギリギリの時間にレストランに行くと、お客もまばら。バイキングの皿数も前回行った時に比べてずいぶん少ない気がする。それでも、3回か4回往復し、洋食に和食、デザートまでたっぷり食べて他人の倍は平らげた私。息子は、またかと呆れ顔。

さて、スキーを借りて外を出る頃にはもう昼前。外は・・・・・・吹雪。
息子をスキースクールに入れる事にして、昼の腹ごしらえの相談。食べたばかりでお腹が空かない事と、ホテルのカフェが込んでいるようなので、おにぎりを買ってパクパク。で、息子を送り出して、親達は1回(2つ分)リフトに乗って、「こりゃ寒い!」ホテルのカフェでのんびりカプチーノをいただいた。(^^) そこで見つけたのが、イタリアンジェラード。なんだろうと買ってみると、シャーベットのようでこれがなかなか。あっという間にスクールが終わる時間に。(^^)

さて、今日は1回滑って帰ることに。よいコースがあるよとの息子の言葉にホテルからさらに下に下る林間コースを行った。息子、ちゃんとは曲がれないもののスイスイ。びっくりするやら、うれしいやら。(親バカモード)

さて、夕食はフランス料理。手軽な料金でフルコースがいただけるのがここのウリ。「中華だけはやめてね」と私。ちなみに、前の晩は懐石だったそうで、間に合わなかった私は居酒屋のつまみ。さて、ワインは控えめにしようと我々夫婦の定量であるハーフサイズの赤にしたのだが、途中で白が飲みたくなって、さらにハーフの白まで頼む始末。結局、普段の倍くらい飲んでしまい。すっかりできあがり。息子は子供メニューなのだが、途中で飽きてゲームを始める始末で、部屋に先に戻ってもらった。これも、ホテルならではの技。(ほどでもないか)うれしいところ。

さて、私は夜中に風呂に。部屋からちょっと離れた温泉に行ってみると、これがなかなか楽しい。明日は息子を連れて行こう・・・・・




No.296
2003/12/21(Sun)
スキー3日目(こんなことありました−58)



さて、スキー最終日。
なんと、我が家ではめずらしく、皆で6時起き。息子のスキースクールが8時半から始まるのだ。朝食をレストランが始まる7時から取り(でも、私は相変わらず3皿)、準備万端8時15分頃息子と私はゲレンデに。(妻はチェックアウトの荷物の整理があるために部屋に)

そこで目にしたものは・・・・
深深と降るしきる雪と、止まったリフト。滑っている人もほとんどいない。(正確に言うと、山頂に上るリフトは動いていたが、ホテルに戻るリフトは動いていない) これはおかしいと、ホテルのフロントに。「スキースクール8時半からと聞いたのだけど、本当ですか?」「ちょっと待ってください」と、紙を出してきて見せてくれたのがなんと10時から。受付が8時半からという事で、「満員になることもありますので・・・」と言い訳するホテルマン。「それを8時半から始まりますというのは不正確でしょう。」リフトも動いていない中、いったん部屋に戻ることに。なんでも、妻が昨晩フロントに「11時にスクールやっていたように見えたけど8時半開始って本当?」聞いたところ「8時半から10時半です」と自信たっぷりに言われたとか。

今度はホテルのチェックアウトに合わせて部屋を出ることにし、荷造り。段取りが狂うので困ったところ。なんとか荷物をつめて家族揃って部屋を出、チェックアウトは妻に任せて息子とスキースクールに。同じクラスは息子ともう一人だけ。実は、昨日のスクールで一緒だった男の子と今日も一緒と約束していたようだが、彼は来なかった。

さて、チェックアウトのすんだ妻と待ち合わせ、ひと滑り。この頃には晴れてきて、最高のコンディション。昨日は雪が降り続く中、圧雪もほとんどできていなかったのが昨晩のうちにきちんとやってくれていたようで、ゲレンデコンディションも最高だった。この景色を息子にも見せたいと、上の方から降りる林間コースを探してウロウロ。結局、一瞬急なところがあって息子には無理とあきらめたのだが、そのお陰でスクールの終了のお迎え時間に遅刻。先生、すいません。

で、家族で林間コースを降りて昼食。ホテルのカフェが満席の中、ここはガラガラ。で、午後は息子はスノースクート。バイクのような乗り物だが、またがるのではなく両足を入れるタイプ。ハンドルもあってなかなか楽しいのだが、問題はリフト。結構重く、大人でも結構大変。子供がこれを抱えてリフトに乗るのはチト無理。で、私がリフト係。下りは歩いて降り、リフトだけお手伝い。息子を疲れてきたようで、早々に終わった。

さて、その後もう一度スキーで林間コースを滑って5時の送迎バスで宿を後に。順調に着いたため新幹線の時刻までさらに1時間ほど。そこで、前回、空いていなかったソバ屋に入ることに。座席に座ったら、「お茶、水はセルフサービス」の張り紙。最初1回くらい・・・とブツブツ言いながら汲みに行くと、このそば茶がなかなか。結局、何回も汲みに行く羽目に。さて、芸能人らしき人のサインが何枚か張ってあるこの店、なんでも名物は「へぎそば」との事。何人前かをまとめて盛った物との事で、これと天ぷらに熱燗をいただいた。(本当は、越後地方で”へぎ”と呼ばれる杉の器に入って出されることからその名のついた、「ふのり」という海草をつなぎに使ったそばの事)これがなかなか。ソバもおいしいし、マイタケ(?)の天ぷらもアツアツで塩がよく合う。のんびりしすぎて新幹線に乗り遅れる所だった。

帰りの新幹線は皆で爆睡。でも、9時頃には家に帰れるのだから、便利なものだ。





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