「タムタムの中華料理日記」

日本のレストラン編-田燕居 用賀店

東京都世田谷区用賀4-17-8

TEL 03-3709-3910

http://www.kiwa-group.co.jp


田燕居 用賀店
2004年1月撮影

2003年6月19日 田燕居 用賀店

息子が学校の行事で泊りに行っている事をいいことに、先日に引き続き2人で食事。 今日は、前から気にはなっていたものの、子供を連れては行きづらかったこの店にきました。 ここは、なんでも、北京の家庭料理の店との事。メニューを見るところから楽しませてもらいました。(^^)

蝦子燗笋尖 姫たけの子のエビ子あえ 1,000円
八角のきいた香り高い品。妻曰く、「これが一番よかった!」

炸蝦山葯腐皮 えび、豚肉と山芋のゆば巻き揚げ 1,800円
ゆりの花が添えてあるのがおしゃれですが、料理自体はゆば巻きを揚げたもので、地味な色合い。 ところが、この香辛料が独特なのです。西域の香りのするもので、なんともおもしろいですね。

黄椒鱔魚 ウナギとオランダピーマンの炒め 1,800円
ウナギと鮮やかな黄色のオランダピーマンを短冊切りして炒めた品。 ちょっとすっぱく、ニンニクがよく効いていました。

蓋椀茶(八宝茶)
ここまで青島ビールを飲んだのですが、そろそろお茶にしようと、妻が見つけたこのお茶を頼んでみました。 フタ付きの蓋椀に入って出てきたこのお茶、香りもよく何種類ものお茶?や花?が入った、 甘いデザート感覚のお茶です。ただ、蓋椀のまま飲むのは大変。 そこで、「湯飲みください!」とお願い。 すると、「このまま飲みます。」と店の人。ちょっと、日本があやしい。 「この人、猫舌なんだから、このままじゃ飲めないんですよ!」と妻を出しにして1つゲット。 私は面倒なので、ビールのグラスでいただきました。全く、困ったものです。

生煎包子 鉄板焼肉入りまんじゅう
「熱いですよ」と鉄板に載せて出てきました。 餃子のタレが出てきましたが、涼麺用に出てきた黒酢でいただく方が私は好きです。 さて、食べようと思うと、鉄板に貼り付いて汁が抜けてます。フ~っ。

茄子涼麺 細切り肉野菜の冷麺
黒酢が出てきましたが、これはなかなか合いますね。 麺が太固く、とてもおもしろい感じ。難点を1つ言うと、ナスが繋がっていて食べるのが大変!(^^)

冷熱八寳飯 中国風お米のプティング
先日食べておもしろかったこの品、1つを夫婦で分けました。 ちょうどよい大きさでホッ。先日のが大きすぎですよね。(^^)

今日は、2人で9,744円
なお、店内が暗く手持ちのカメラではまともに写りませんでした。 急に決めたので、フラッシュのきくカメラを持ってこなかったのが敗因。 残念ながら、今回は写真なしです。



2004年9月11日 田燕居 用賀店

今日は、息子がでかけている間に夫婦で昼食。久しぶりにこの店に来ました。 北京の家庭料理のこの店、なかなか魅力的なメニューが並び、選ぶのに時間がかかります。特に今日は推荐菜単(オススメメニュー)がよかったですね。

プーアール茶 420円
夜に合唱の練習があるので、お酒は我慢。ちょっと涼しくなってきたので今日は温かいお茶。

蝦子燗笋尖 姫たけの子のエビ子あえ 1,050円
前回食べて気に入った品。おいしいのですが、酒のツマミ系。お酒が欲しくなる味です。八角のほか、小さな粒が見えます。店の人に聞いたところ、山椒(花椒の実かも)。なるほど、香りがよいわけですね。

青菜餡餅 787円
「秋においしい青菜をたっぷり入れて、小麺粉の皮で包み焼き上げたおやき」と推荐菜単に紹介されている品。出てきたのは、この店より少し薄いおやき。薄いながらも野菜たっぷりで私は2ついただきました。

家常粥 孫家の雑穀がゆ 1,050円
これは胃の調子の悪い妻のリクエスト。ドロドロとした香港のとは異なり、かなり薄め。小豆にサツマイモが入っていますが、甘くなく素朴なあっさりした味。細かく裂いた魚の干物が載っています。 薬味は、叉焼、腐乳、大根の漬物で、腐乳を入れると、粥の風味がぐんと増しました。調子の悪いはずの妻もパクパク。

炸藕茄盒 1,890円
「北京のむかしからのおそうざい、れんこんとひき肉、なすとひき肉のはさみ揚げ。花椒塩をつけてどうぞ。」と推荐菜単に紹介されている、はさみ揚げ2種の盛り合わせ。サクサクしてよかったですね。

今日は軽めの品が中心で、ここまで出てきてもまだ食べられそう。
そこへ、「料理はラストオーダーですが、」と店の人。
「実はこの品も食べたいのだけど」と私、一応相談しているつもり
店の人:「土鍋は大きいので、ちょっと・・・・」
私:「多すぎますか?」
店の人:「ええ。デザートはいかがですか?」
私:「デザートはいいや」 ・・・・ 間 ・・・・ 「やっぱりどうしも食べたいので、これをお願いします!」

[八/水]蘿ト絲魚 1,890円
推荐菜単に「小さな揚げ魚とたっぷりの大根とクレソンを少々、さっぱりとした土鍋煮」と紹介されているこの品をリクエストしました。 出てきた品は細切り大根と結構大きな魚が丸ごと2匹入ったスープ。見た目、味噌汁みたいです。食べてみると、味噌汁より上品な、しょうがと胡椒の効いたスープ。 油がたっぷり浮いていて、魚と大根だけではこのダシはでません。 店の人に聞いたところ、本当は鶏肉、豚肉といろいろ入れ、魚と大根は最後とか。 家に帰って調べたところ、「[八/水]は料理法の一種で、沸騰した湯に材料と薬味を入れて、1,2分さっと煮出した澄まし汁」の事なんだそうです。 この魚はハタハタ(日本語で「鰰」、スズキの仲間なので、中国語では「鱸魚」あたりでしょうか?)という事でしたが、軽く揚げてあって(まるで、焼き魚のよう)身もたっぷり、おいしくいただきました。いや、頼んでよかった!
家に帰って見てみると、この品、この店で食べた蘿蔔絲鲫魚湯とそっくり。ただ、スープはこちらの方が濃厚だったような気がします。

さて、いつものごとくのんびり食べていたら、お客は我々だけ、そそくさと帰ります。 勘定の際に聞いてみたところ、店のお姉さん、天津から来たそうです。 [八/水]蘿ト絲魚ですが、「秋から冬の食べ物で、最後は麺を入れて食べるのがおいしい。」と、お姉さんも好物のよう。この店でも来月あたりは麺を入れられるようにしてくれるそうで、これは楽しみ。

今日は、2人で7,087円。最後の一品分食べすぎですね。(^^)

蝦子燗笋尖
蝦子燗笋尖

青菜餡餅 青菜餡餅
青菜餡餅 青菜餡餅 断面

家常粥 薬味(家常粥)
家常粥 粥の薬味 大根の漬物 腐乳 叉焼

炸藕茄盒 [八/水]蘿ト絲魚
炸藕茄盒 [八/水]蘿ト絲魚



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