2001年8月撮影 |
バスに乗っていると「中国料理世界大会 メダリストの店」という派手な看板が目に付きました。
「飲茶」という文字もあります。
そこで、昼食に一人で寄ってみました。
まず、店の外に貼ってあるメニューを見ます。
雑誌に紹介され、そのオススメが「牛腩湯麺」だとか。
飲茶の品はほとんどありません。
ちょっとガッカリしながら、もう少し見てみると蓮根や鰻、蜊肉とおもしろそうな品が!!
中に入る事にしました。
昼食にはかなり遅めの時間帯だったので、中はガラガラ。
ビール付き1,400円のセットや750円のランチセット等もありましたが、セットの場合は料理が1品しかありません。
単品料理で400円程度の小皿が選べる物があったので、それを2品にご飯をもらいました。
料理はずいぶん悩んだ末、以下の2品に。
蜊肉炒蛋 アサリ肉と卵炒め
最初にご飯とスープがでてきました。
期待しながら料理を待ちます。
次回は、蓮根炒魷魚(はす・イカの味噌炒め)や
韮菜炒焼鰻(うなぎのカバ焼きとにらの辛み炒め)も試してみたいものです。
日本名がちょっとあやしいのと、デザートに愛玉子という名前を見て、
帰りがけに「台湾からいらしたのですか?」
「上海です。」いやいや、恥ずかしい。
で、今日は1,080円。また来るぞ~(^^)
糖醋小排 豚スペアリブの揚げカツ黒酢かけ
スープが付くとは良心的ですが、どうせ出来合いだろうなと食べてみてビックリ。
素朴な味ながらちゃんとした野菜スープなのです。
蜊肉炒蛋は味付けがあっさりめで気に入りました。願わくば、もう少しアサリがたくさんあれば・・・・・・・・
糖醋小排はNYで食べた無錫排骨と似た味付け。
「黒酢」に期待したのですが、平凡でした。
ほぼ1ヶ月ぶりにこの店に来ました。今日も遅い昼食ですが、前回よりはお客もいるようです。(^^)
今日は、前回目を付けた
蓮根炒魷魚(はす・イカの味噌炒め)と
韮菜炒焼鰻(うなぎのカバ焼きとにらの辛み炒め)を頼むことにしました。
ところが、韮菜炒焼鰻は小皿(600円)がありましたが、蓮根炒魷魚は900円のランチセットしかないのです。
ちょっと多すぎるのですが、仕方がありません。
好物の清炒蝦仁も小皿がないとの事で断念。
蓮根炒魷魚はちょっと単調な味付け。量が多いせいでそう感じたのかもしれません。
韮菜炒焼鰻は、NYでよく食べた韮黄鱔糊を期待したのですが、
ここのはべちゃべちゃしていただけません。
今日はちょっと期待はずれでした。
蓮根炒魷魚 | 韮菜炒焼鰻 と 蓮根炒魷魚 |
久しぶりに昼食を食べにこの店に来ました。
蜊肉炒蛋 アサリ肉と卵炒め
大根炆牛腩 大根・牛ばら肉煮込み
壁のメニューを見ていると賞状がありました。
例の「メダル」のことでしょう。
帰りがけに、宴会ができるか聞いてみました。
今日も、ランチセットに単品(小皿)を頼みます。
今日はアサリも結構入っていました。ただ、ちょっと塩味が強い感じがしました。
これはセットで頼みました。大根にもっと味がしみているとよかったのですが・・・・
見ると、2位は前菜でメインでは3位だったようです。
そこでわかったのですが、ここのご主人、上海出身なのですが、
広東料理の方が得意なのだそうです。なんでも、香港で働いていたそうな。
日本でも最初は広東料理をしていたようですが、
最近は上海料理の方が好かれるようなので、
「上海と広東の中間くらいの家庭料理を出すことにした」
なるほど。経営者の顔ですね。ちなみに、今日は厨房には入っていませんでした。
蜊肉炒蛋 | 大根炆牛腩 |
いよいよ宴会をしようという事になり、先日に続いて、宴会の1週間前にご主人と話をしました。
それほど日本語がお上手でないので、やはり会って話すのが一番です。
ところが、ご主人が考えてくれたメニューを見てビックリ。てんでバラバラです。
特に、空心菜炒蝦仁・
南京獅子頭・台湾滷味鶏・雪菜[火止/非]目魚は日本では出ない本物を食べさせてあげるとのこと。
実は、スープを最後まで悩みまして、酸辣湯じゃありきたりなので、他の品をと相談したのですが、
「今回はしっかり味の品が多いので、スープも負けない物がよい」と。
また、「南京獅子頭」もいいけど、「紅焼元蹄」もいいよね、と話を向けると、
「紅焼元蹄」は昔なら出すと思うけど、最近は健康にもよい食事という事で「南京獅子頭」にしましたとの事。
(本物を作るからとえらい自信)なら、「健康に悪くてもいいから出してもらえない?」と聞いたら、
これに合う材料がないとの事で残念でした。
双色前菜
空心菜炒蝦仁
南京獅子頭
台湾滷味鶏
雪菜[火止/非]目魚
上海炒麺
北京酸辣湯
甜愛玉
今日は、6人で一人4,500円。
でも、ご主人、「各地の料理を作るんだ」とずいぶん張り切ってくれているよう。
なんだかその意気に押されて、糖醋全魚だけイカに変えてもらいました。
実は、ご主人も最初はイカを考えていたのだそうで、最初の案の戻ったようです。(^^)
私もあまりスープは詳しくないのであきらめました。
豆腐干、皮蛋、海蜇、棒棒鶏、漬物、ハムがトマト、レタス、きゅうりできれいに盛り付けられています。
彩りもきれいで、最初からご主人の気合が感じられる品。
清炒蝦仁と清炒空心菜を合わせたエビと空心菜の塩炒め。
トウモロコシが添えてあるのは彩りを考えての事でしょうか?
私は余分に思いました。ちょっとエビの鮮度が落ちるのか、もう一歩という感じ。
でも、大好物なので、私一人で結構食べてしまいました。(^^)
大きな肉団子。これは一人ずつ皿に盛って出てきました。なんだか高級店に来たようです。
この品、普通は紅焼のしょうゆ味で出てくるのですが、今日はあっさり目の上品な味付け。
ご主人の言っていた「最近の中華は健康の事も考える」そのままのヘルシーメニューでした。
私は気に入りました。
これは、草鶏なんだとの事。
手振り身振りを交えながらご主人に聞いたところ、地鶏の事のようです。
潮州料理の滷水鶏あたりを想像していたら、
もっと癖のない鶏の煮込みのような料理が出てきました。好きな味付けです。
甲紋イカと高菜と筍の炒め物。火扁に上が止下が非ですが、イカをこう表現するのは初めて見ました。
これは高菜の味付けと言い、私は気に入りました。
味が悪いわけでは決してないのですが、これは日本の焼きそば。ここは流したという所でしょうか?
これはご主人とずいぶん議論した品ですが、今日のメニューは味付けのしっかりした物が多いので、
スープもしっかり味の方がよいというご主人の考えに従う事に。
出てくると香草の香りがプンとしてよい感じです。かなり軽めの味付けでした。
愛玉子(台湾の果物だそうです)を食べたのは、10年ぶりくらいです。
ほとんど覚えていないのですが、独特の香りからいって、本物なのでしょう。
フルーツと杏仁豆腐とミックスされていました。あの香りが好きですね。
双色前菜 | 空心菜炒蝦仁 |
南京獅子頭 | 台湾滷味鶏 |
雪菜[火止/非]目魚 | 上海炒麺 |
北京酸辣湯 | 甜愛玉 |
先日の宴会の写真を持って店にお礼に行きました。
写真を見ながら、その日のメニューの話に。
南京獅子頭
台湾滷味鶏
雪菜[火止/非]目魚
北京酸辣湯
甜愛玉
空心菜炒蝦仁
昼時なので食べていくことにしました。
今日は宴会料理ではなく、ここのいつもの品です。
枝豆炒榨菜 枝豆とザーサイの炒め
蜊肉炒蛋 アサリ肉と卵炒め
ご飯とスープをつけてもらって、980円。
やはりこれがご主人の一番の自信作だったようです。
「トリでダシを取り、ブタ肉、エビ、カニ等9種類(なぜか手は10)入っている
んだ。中国の4つ星ホテルじゃないと出ない料理だ。」との事。
ご主人、相変わらずです。(^^)
「紅焼じゃない所に、皆、喜んでましたよ。」と伝えました。
「これは中国の鶏なんだ。」
「日本の鶏は工場で飼われているからおいしくないね。」
やはり草鶏は地鶏の事だったようです。
「全体的に味の素は使っていない」に、
「この料理なんか、薄味でよかったですね。」と私からも。
「ここまでのご主人自信作の3品は皆喜んでましたよ。」と伝えました。
「鶏でダシを取っているんだ。」とご主人。
私からは、「香りがよかったですね。
上品な感じが南京獅子頭と似ていましたね。」
「これは出す店はまだ少ない。タピオカなんかが多いでしょう。」とご主人。
もとは薬膳なんだそうです。
この料理については、私の方から「トウモロコシはなかった方がよかった。」
と正直に申し上げました。
すると、やはり色の話が。「緑とこの色でと思ったんだ」との事。
でも、最後に、「本当はこの料理はエビだけ(清炒蝦仁)なんだよね。」
なんだ、わかっているんだ!
ちょっと唐辛子を入れているようでピリリと辛い。
今日はアサリも結構入っていました。ただ、ちょっと塩味が強い感じがしました。
中華料理日記-日本編 に戻る
Copyright(C) 2001-2011 タムタム
|