「タムタムの中華料理日記」

日本のレストラン編-福満園

横浜中華街店

神奈川県横浜市中区山下町200番地 トキワビル1F

TEL 045-662-5185

http://www.fukumanen.jp/


福満園 横浜中華街店
2003年2月撮影
蒲田店 (閉店したようです)

東京都大田区西蒲田5-24-12

TEL 03-5703-5088


福満園 蒲田店
2002年3月撮影

2002年3月15日 福満園 蒲田店

香港駐在時代の職場の仲間とこの店に来ました。
本当は前回行くつもりだったのですが、定休日で別の店に。 今回、やっと来ることができました。

新しい店らしくとてもきれい。一見、普通のラーメン屋です。 メニューを見ても最初はどこにでもあるような品がならんでいます。 心配しながらメニューを繰っていくと、最後の方に福建料理が並んでいるのを発見。ホッと一息です。

福建炒飯は福建料理じゃないようですよ」と言っていたところ、 メニューで「福建菜飯」を発見。 店の人に「アンカケですか?」聞いたら、そうだとの事。よし、最後に頼もう。 また、昔、香港で食べた梅風味の料理はないかと聞いたら、これは残念ながらありませんでした。

最初の何品かを頼んだ際に、「福建の人に出すような味付けにしてね」と頼んだのですが、 「ハルサメですか?」とぜんぜん通じません。 北京語ができるメンバーが言ってくれたのですが、まだ通じません。 紙に「福建風味」と書いて、やっとOK。 彼女、福建出身のようで、北京語でも微妙に発音が違った(つまり訛り)ようです。

皮蛋豆腐 ピータン豆腐
この会ではいつも頼む前菜。それほど印象にのこりません。

白切童鶏 蒸し鶏の冷菜
これまた、この会ではいつも頼む前菜。 ネギとショウガのいつもの白切鶏とは少し違った味付けで、 鶏がパサパサ目なのが気になりません。よく考えています。

豚耳・レバー
サービスですと、持ってきてくれました。特に豚耳はなかなかおいしく、ビールが進みます。(^^)

紅糟炒蛤 アサリの酒かす炒め
ヘチマの「絲瓜炒蛤」を頼んだのですが、ヘチマがないという事でこの品に。

椒塩海蟶 マテ貝の塩コショウ揚げ
これはよかったですね。途中参加の人のために、後でもう一度頼みました。

魚香茄子 ナスとブタ肉の香り辛し炒め
香港でよく食べた魚香茄子を期待して頼んだようですが、これはハズレ。 頼んだ本人、「これは辛いだけでダメ」と店の人に言っていました。

清炒油菜 菜花の炒め
清炒空心菜を頼んだところ、 空心菜はなく、チンゲンサイか菜の花しかないという事で、菜の花を頼みました。 これが菜の花かな?という、とても茎の太い野菜でしたが、味はなかなかでした。

蒜苗肉絲 ニンニクの芽とブタ肉の細切り炒め
これはちょっと上品な味。

煎海蠣包 生カキの福建風お好み焼き
これは私が頼んだ品。 蠔仔煎蛋と似た料理ですが、この店ではタレはつけません。 皆にも評判で、途中参加の人のために、後でもう一度頼みました。 私の今日の一番のお気に入り。

蝦仁炒蛋 芝エビと玉子の炒め
この品が大好物な人(私ではありません(^^))のリクエスト。 ちょっと玉子が固めですが、ま、仕方のない所です。

葱爆牛肉 玉葱と牛肉の炒め
これは上品な味。

油淋鶏
よく考えたら、私、この品はレストランでは初めてでした。

遅れて参加する人が結構いたので、もう少し追加する事に。 今日の人気メニュー2つ(煎海蠣包、椒塩海蟶)に、もう少し頼もうと店の人と相談しました。

炸酔排骨 スペアリブのニンニク醤油炒め
これは店のお薦め。ちょっと甘く揚がっているところが、 普通の排骨と違うところ。

海蛎瓶
「海苔を使った料理はありませんか?」と聞いたところ、長野の「おやき」を思わせるこの品を持ってきてくれました。 中に高菜も入ってなかなかの味。これは、皆、気に入ってくれました。
でも、本当に海苔かどうかはわかりません。(^^)

福建菜飯 福建風チャーハン
最後に、お楽しみのこの品を頼むことに。
ところが、出てきてビックリ。しかもご飯がベチャベチャ。 (でも、結構おいしかった)
店の人に聞いたら、これが福建風との事。よく見ると、福建菜飯と字も少し違います。 「これはあなたの言っていたアンカケとは違うよね?」と店の人にはっきり文句を言ったところ、 ウェイトレスのお姉さん、「では、私が福建炒飯作ります。」 この言葉には驚きました。

福建炒飯
ウェイトレスのお姉さんの力作(本当かな?)に、皆、大喜び。もう一皿頼んでしまいました。

杏仁豆腐
デザートは杏仁豆腐西米露 とそれぞれのフルーツ付きしかメニューにありません。 しかも、この日は西米露がないという事で、 どれにしようかと皆で相談していたら、杏仁豆腐をサービスしますとの事。 有難くいただきました。

今日は、福建料理だけでなく本当にいろいろな品を頼みましたが、味付けがガラっと違っていておもしろかったですね。
メンバーの一人曰く、「これは鍛え甲斐がある。」  この店(特に、ウェイトレスのお姉さん)、リクエストに一生懸命応えてくれるのがとても嬉しいところです。

今日は、ビールたくさんに招興酒を5本(うち1本はサービス)飲んで11人で34,000円。 (本当はもうちょっとだけ安かったのですが、切り上げました) 皆、ビックリしました。今日は、大満足です。

皮蛋豆腐 白切童鶏
皮蛋豆腐 白切童鶏

豚耳・レバー 紅糟炒蛤
豚耳・レバー 紅糟炒蛤

椒塩海蟶 魚香茄子
椒塩海蟶 魚香茄子

清炒油菜 蒜苗肉絲
清炒油菜 蒜苗肉絲

煎海蠣包 蝦仁炒蛋
煎海蠣包 蝦仁炒蛋

葱爆牛肉 油淋鶏
葱爆牛肉 油淋鶏

炸酔排骨 福建菜飯
炸酔排骨 福建菜飯

海蛎瓶 海蛎瓶
海蛎瓶 海蛎瓶 断面

福建炒飯 杏仁豆腐
福建炒飯 杏仁豆腐



2003年2月11日 福満園 横浜中華街店

中華料理に詳しい知人に誘われて、9人で遅めの昼食を囲みました。 入って、店がとてもきれいなのにビックリ!  今日は、テーブルだけ押さえて、当日適当に福建郷土料理を注文しようという趣向だったのですが、なぜか、福建郷土料理特別コースが用意されていました。(^^)

最初はビール、途中からジャスミン茶をいただきながら次の料理をいただきました。

前菜
海蜇皮、炸帯魚(太刀魚の揚げ物)、螺(ツブ貝)、豬舌、豬耳の煮こごりの盛り合わせ。 炸帯魚はニンニクの入ったちょっとすっぱいタレにつけていただきました。また、煮こごりもとてもうれしく、最初から飛ばし気味。

松子黄魚
イシモチの唐揚げのアンカケ。飾り包丁がとてもきれい。 甘酢アンカケではなくずっとあっさりした味付けでした。

青椒魷魚
イカとピーマンの炒め物。魷魚芹菜とちょっと似た、これまたあっさり系。

蒜蓉大竹蟶
マテ貝のニンニク蒸し。もちろん白飯を頼んで、かけていただきました。 先日の椒塩海蟶といい、マテ貝っておいしいですね。 それにしても、字の使い方がちょっと違うのがおもしろいところ。

海蛎煎
生牡蠣の福建風お好み焼き。蠔仔煎蛋と似た料理ですが、この店でもタレはつけません。小さな蠔仔を使っているのがよいですね。 それにしても、先日の「煎海蠣包」とは微妙に字の使い方が違いますね。

紅焼排骨
ちょっと揚げたスペアリブとイモの醤油煮。オーソドックスな味ですが、イモが入っているのがおもしろいところ。

髪菜海鮮羹
髪菜とカニ、玉子の白身のとろみスープ。お正月という事で用意してくれたのでしょうか?

海鮮冬粉
蟹と春雨の土鍋煮。龍蝦粉絲煲のように、カニやロブスターって春雨に合いますね。しかも、牡蠣まで入っています。いや、うまい。

海蛎粉上湯
今日のお目当ての牡蠣スープ。追加注文した品です。ネギと牡蠣がたっぷり入ったスープ。 筍を発酵させた「筍酸」という調味料と福建海苔の香りがなんともいえません。

湯圓
ゴマ風味の湯圓(団子スープ)。 ピーナッツにシナモン、ショウガ、ドライフルーツまで入っています。

蒸大地瓜丸
これまた追加で注文した品。蒸したサツマイモの団子の中に福建海苔、キャベツ、豚肉、ネギ、そして、大きな牡蠣が入っています。先日食べた海蛎瓶と似た感じの具だくさん。 ちなみに、メニューにはサツマイモ団子のスープとして載っており、スープに入れてもおいしいそうです。

いやいや、今日もお腹一杯!
続く

前菜 松子黄魚
豬舌 炸帯魚 螺
 海蜇皮 豬耳
松子黄魚

青椒[魚尢]魚 蒜蓉大竹蟶
青椒魷魚 蒜蓉大竹蟶

海蛎煎 紅焼排骨
海蛎煎 紅焼排骨

髪菜海鮮羹 海鮮冬粉
髪菜海鮮羹 海鮮冬粉

海蛎粉上湯 海蛎粉上湯
海蛎粉上湯 海蛎粉上湯

湯圓
湯圓

蒸大地瓜丸 蒸大地瓜丸
蒸大地瓜丸 蒸大地瓜丸 断面



2004年3月14日 福満園 横浜中華街店

中華料理に詳しい知人に誘われて、8人で遅めの昼食を囲みました。

滷味
千層峰(豬耳の煮こごり)、炸魚、豬舌、螺(ツブ貝)、豬耳の前菜。ニンニクの入ったちょっとすっぱいタレにつけていただきます。ンっ? 耳が重なっている、という事は、あの煮こごりはなんだろう? 油断すると遅れてくる人の分まで食べてしまう勢い。

芹菜海鮮
エビ、ホタテ、セロリ、トウモロコシ、枝豆の炒め物。 よく出てきそうな味でちょっと影が薄い。

蟶子炒蛋
マテ貝と玉子の炒め物。 私の好きなパターンではあるのですが、せっかくのマテ貝がちょっともったいないような・・・・

咕嚕肉
福建風スブタ。字は違っているかもしれません。 いったん揚げてから炒めているのでしょうか、豚肉のサクサク感がよかったです。ケチャップのような風味がしましたが、さて、あれはなんだろう?カリフラワーも入っているのも、おもしろいところ。

酥炸生蠔
牡蠣のテンプラ。これまたすっぱいタレに付けていただきます。 このテンカスがとってもサクサク。仲間によると重曹が入るとこうなるのだとか。

清蒸桂花魚
桂花魚の醤油蒸し。この醤油、色は真っ黒ですが、とても薄味でご飯にぴったり。 もちろん、皆、白飯を注文します。

田螺
タニシのピリカラ炒め。爪楊枝で身を出していただきますが、いやいや、これは肩がこります。ニオイがもう一つだなと、仲間が問い合わせたところ、どうも、タニシの季節は過ぎていたようで、もっと早く食べに来るべきでした。

當歸鴨湯
アヒル、当帰、クコ、ニンジンの入ったスープ。この当帰の効能なんだそうですが、体がポカポカに。漢方薬臭くもなく、実においしいスープでした。

海鮮冬粉
蟹と春雨の土鍋煮。と言っても、春雨ではなく、家庭のスパゲッティのようなちょっと太い麺。スープの中にはサトイモ、カキ、カニ、アサリ、白菜、ネギと具沢山ですが、カニがちょっと臭いという声が。でも、なかなかの味でした。

湯圓
デザートは、あっさり味のこの品。

本当はここで終わりなのですが、なんと追加注文。

炸三角餅
豚肉とネギ入りトースト揚げ。 フレンチトーストの中に薄切りの豚肉の入った品。 結構いけます。

大地瓜丸湯
これまた追加で注文した品。蒸したサツマイモの団子の中に福建海苔、キャベツ、豚挽肉、白菜が入っています。福建の醗酵調味料でしょうか、磯の香りがします。 今回は、メニューの通り「サツマイモ団子のスープ」にしてもらいましたが、団子だけでなく、スープも実においしいですね。

皆で楽しくおしゃべりしながら食べていると、昼食なのですが、あっと間に5時になっていました。 いやいや、今日もお腹一杯!
続く

滷味 芹菜海鮮
千層峰 炸魚 豬舌
螺 豬耳
芹菜海鮮

蟶子炒蛋 [口古][口魯]肉
蟶子炒蛋 咕嚕肉

酥炸生[虫豪] 清蒸桂花魚
酥炸生蠔 清蒸桂花魚

田螺 當歸鴨湯
田螺 當歸鴨湯

海鮮冬粉 湯圓
海鮮冬粉 湯圓

炸三角餅 炸三角餅
炸三角餅 炸三角餅 断面

大地瓜丸湯 大地瓜丸湯
大地瓜丸湯 大地瓜丸湯 断面



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