合唱の合宿で箱根に来ました。仲間の車に便乗させてもらったのですが、思ったより早く箱根に到着して時間に余裕ができたので、友人が目をつけていたこの店に来ました。
入り口に名前を書くようになっています。予約で一杯かと思ったら、「ランチなら1時間で相席でお願いします」と、待たずに大きな円卓に通されました。さて、ランチはかに玉と炒め物だけ。
よし、単品で攻めよう(笑)と3品お願いしたところ、「これとこれはハーフサイズができますよ」とありがたい申し出。喜んで2品追加し、5品頼んでしまいました。
すると、「せまいですが、あちらに席だと制限時間なしです」と、2人席に案内されました。
なんだか、得した気分。(^^)
冷たいジャスミン茶を飲みながら、次の5品をいただきました。
雲白肉 ウンパイロー
メニューを見ると四川料理と創作料理が目に付きます。
そこで、まずは四川料理から、友人も大好きというこの品をお願いしました。
ハーフサイズだったつもりがかなりの量。一口食べてビックリしました。
実に柔らかく、上品なしゃぶしゃぶみたい。この品は、もっと薄くて硬く作っているところが多いので、それほど期待していなかったのですが、最初からうれしい誤算です。
蒜頭空心菜 空心菜のニンニク炒め
野菜は空心菜かチンゲン菜と言われ、空心菜をお願いしました。
出てきたのは、予想通りニンニク炒め。
この品、おいしいのですが、ちょっと物足りない。ニンニクがもっと多い方が私は好きです。
でも、見方を変えれば、この品も実に優しい作り。
アボガドと卵の甘酢ソース
スクランブルエッグをもう少しだけ固めた感じの、ほわっと柔らかいけどしっかり固まった玉子にアボガドの取り合わせ。これで十分に甘いので、甘酢といっても酸っぱさを使っているのかと思ったら、これまた甘いのです。ところが、それでもバランスを保っている、甘さの取り合わせにに感心しました。
帰りがけに店のパンフレットをもらったところ、「独創的中華料理」と書いてあります。
会話をするともっといろいろ出てきそうな、うれしい予感のする一品でした。
鶏レバーのから揚げ 特製ソース
酒のつまみのような料理かな?と思いながらも、我慢してジャスミン茶を飲んでいる我々(笑)ですが、出てきたこの品は、黒酢で揚げたような色合い。
まさに酒のつまみだと、無錫排骨のようにちょっと固めに揚げた料理だと思って食べてビックリ。このレバー、実に柔らかいのです。この店の料理は本当にどれも丁寧で優しい作りですね。
白飯、野菜スープ
ここまで食べてまだ入ると、麺にしようかと相談です。
麺だとちょっと多いかなと、白飯をお願いしました。
すると出てきたのが、白飯、榨菜他の漬物、野菜スープ。
この野菜スープもシンプルながらも丁寧な作りでした。
紋甲イカと緑色ザーサイの炒め
白飯を食べ始めて間もなく、もう一品出てきました。そう、注文していたのを忘れていたのです。
セロリと炒めたこの品は好きでよく頼むのですが、今日のは榨菜。
緑色ですから、生榨菜でしょうか? これが、なかなかよく合います。
それにしても、この一品でお腹がはちきれそうに・・・・
杏仁豆腐
恐らくサービスだと思いますが、デザートまでいただきました。
しっかり固まった寒天という食感の、しっかり作った杏仁豆腐です。
辛い料理を頼まなかった事もあり、四川料理のシャープさは感じませんが、とても丁寧で優しい作りに味わい。すっかり気に入ってしまいました。
ちなみに、太原という地名が山西省の方にあるとの事で、山西料理が出るのであればとても珍しいと、私一人で色めき立っていたのですが、ここの店の名前は、ご主人が大原という所に以前住んでいたので、そこにちなんで付けたという事で、山西とは関係ありませんでした。
2人で6,590円。