2002年9月撮影 |
中華仲間に誘われて10人でこの店に来ました。
今日は、紹興出身のコックさんが、紹興で食べてる料理をそのままの味で出してくれるという趣向です。
マンションの一室みたいなこの店の、厨房より奥の窓の無い座敷(^^)で宴会は始まりました。
茭白豆腐干 マコモと干し豆腐の炒め物
紅焼兔子肉 うさぎ肉の醤油煮込み
招興鱔絲 田鰻と玉ねぎの炒め物
このあたりで、「盛りが少ない!!」との声が。(^^)
葱油蟶子 マテ貝の蒸し物
醤爆牛蛙 カエルとクワイの炒め物
人参烏骨鶏 烏骨鷄と朝鮮人参のスープ
この頃にはお店も混雑してきました。
我々はずいぶん手間のかかる事をお願いしているので、「後回しでもいいですよ~。」
その間にメニューを見せてもらいました。
「今日の品はほとんど出てこないんですけど・・・・」と持ってきてくれたメニューは、
ラーメン・炒飯・餃子のいわゆる街の中華屋さん。
なんと、納豆炒飯まであります。(^^)
西湖醋魚 鱸の蒸し物の甘酢あんかけ
清炒蒲瓜 瓜の炒め物
腐乳炒空心菜 空心菜の腐乳炒め
干菜[火悶]肉 皮付き豚と梅菜の煮込み
花巻
さて、予約の品はデザートのみと聞いて、追加注文です。(^^)
炒年糕 中国餅と野菜の炒め
絲瓜蛋花湯 ヘチマと玉子のスープ
冰糖銀耳 シロキクラゲとナツメのデザート
そろそろお腹がいっぱいかな?と思っている横から、さらに追加注文の声が。
冬瓜の煮物
炸花巻 揚げ花巻
太刀魚の揚げ物
延々4時間以上食べて、さぁ帰ろうとすると、「本当に足りた?」と店の人。
あんまり食べるので、あきれるどころか、逆にまだ食べたいのではないかと
心配してくれたようです。(^^)
さて、この宴会、ビールに紹興酒、お茶もいただいたのですが(一部に白酒を飲む人も・・・・)、
途中でお茶が変わりました。
今日は、一人8,000円ほど。
店の前をバスが通るようで、バスの中から見つかれば店で待とうと思っていたのですが、どうもよくわかりません。
待ち合わせの目黒駅に向かいました。
店は、通りから階段を川の方へ数段降りた所にありました。
道理でわからないはずです。
薄味ですっと入る感じです。
さっそく奪い合い状態に。この品は人気がありました。
レモンがきれいに盛り付けてあり、ニラではなく玉ネギを使っているところといい、
韮黄鱔糊を上品にしたような味付け。
「この後のメインでお腹が一杯になるから・・・・」と店の人。
後ほど、認識不足を知ることとなります。(^-^)
白飯を頼んで汁をかけていただきました。これまた上品な味付けです。
「田鷄」ではなく「牛蛙」というのがおもしろいところ。
胡椒が強く気になりました。
棗と杞子も入った広東料理系のスープ。
今日、一番気に入りました。
出てきた感じだとおいしさの雰囲気が出ないので、取り分けたあとの写真も載せておきます。
特製蒜油魚 鱸の蒸し物のにんにく油蒸し
スズキを2種類の味付けで出してくれました。
私は西湖醋魚より清蒸魚に似たしょうゆ風味の特製蒜油魚の方が好きです。
いずれにせよ、スープの後でかすんでしまったのはかわいそうでした。
非常にあっさりとした瓜の炒め物。夏らしくてよいですね。
知り合いによると、『葫芦=蒲瓜で、葫芦とは calabash:ひょうたん。
種類が二種類あるようで、ちょっと胡瓜のようなひょろ長い「長楽」。
痩せた冬瓜のようなまるっちい「永楽」。』なんだそうです。
おいしいのですが、ちょっと野菜が育ちすぎかな?と思いました。
季節的にも仕方がないのかもしれません。
「珍しい品なんですよ」と持ってきてくれたのが、この梅菜扣肉。
好物が来てうれしい限りです。なんでも、紹興は梅菜の名産地なんだそうで、
梅菜は缶詰めのものではなくコックさんが持ってきたものだそうです。
お店の人が干菜扣肉を挟んで食べてくださいと
花巻を持って来てくれたのですが、
既に皆、食べてしまった後。
「花巻が来ますから」と、何度も言ってくれたのですが・・・・
で、汁に浸して食べました。(^^)
中国餅の代わりに韓国のトックを使って出してくれました。
野菜は、「チョイサンシン」と言うのだそうですが、さて、なんだろう?
これは残念ながら、ちょっと残りました。
これは予約の品。氷砂糖で甘味をつけた棗とシロキクラゲのデザート。
「お代わりが少しならあります。」とのお店の人の声に、仲間同士、思わず並んでしまいましたが、
目の前でなくなり残念。
でも、後から、「本当はお客には出せないんだけど・・・・」と、残りをちょっと分けてもらいました。
親切です。
さすがにちょっとしかいただけませんでした。残念。
「お砂糖ちょ~~~~~だい」との声が。(^^)砂糖かけてもおいしいですね。
お店の人が、「賄いだけど食べますか?」と持ってきてくれました。
あんまり食べるので、まだ足りないかと心配してくれたようです。(^^)
これがまたよかったですね。お腹が一杯なのがくやしいくらい。
そこへ、コックさん登場。
「日本人は骨付き魚ダメじゃないの?」「全然大丈夫!!」との声にコックさんうれしそう。
でも、これはちょっと偏見っぽい。(^^)
ちょっとして、店の人が「お茶はどうですか?」
「途中で変わったけど、最初のお茶がおいしかった」と言うと、
「実は、最初のお茶は家で飲んでいる台湾のお茶なんです。」
続きはこちらで・・・・・・
茭白豆腐干 | 紅焼兔子肉 |
招興鱔絲 | 葱油蟶子 |
人参烏骨鶏 | 人参烏骨鶏 |
西湖醋鱸魚 | 特製蒜油鱸魚 |
清炒蒲瓜 | 腐乳炒空心菜 |
干菜[火悶]肉 上下から箸が(^^) | 花巻 |
炒年糕 | 絲瓜蛋花湯 |
冰糖銀耳 | 冬瓜の煮物 |
炸花巻 | 太刀魚の揚げ物 |
中華仲間に誘われて13人でこの店に来ました。
金針花炒鶏 鶏と金針菜の炒め物
鴨掌 アヒルの脚
酔蟹 ワタリガニの塩辛
紅焼元蹄 豚ひざ肉の煮込み
大餅 中国チヂミ
三絲敲魚湯 魚の練り物のスープ
清蒸[魚時]魚 [魚時]魚の蒸し物、ウロコ付き
炒青蟹
蟹粉豆腐 豆腐の蟹味噌合え
圓元 肉入り白玉団子
渣渣 緑豆とナツメの汁粉
蝦糕燉蛋 蝦の調味料の茶碗蒸?
今回も、ビールに紹興酒、仲間の香港セブンイレブン土産の白酒(これがひどい安物(^^))等を飲みながらの宴会でしたが、
途中から、私はもっぱら皆の持ち寄ったお茶(獅嶺龍井、武彝肉桂)を楽しませていただきました。
今日は、前回の雪辱を晴らしたかったようで、ともかくすごい量。
品数が多い上に、すべて2皿ずつ。
嬉しいけど、ちょっと、もったいないくらいでした。
今回は「青蟹」を使いたいとのお店からのリクエストで、都合7杯の「青蟹」が出てきました。
まるでこの店に来たかのよう。
家庭料理は広東と近いものがあるのでしょうか?
もちろん、白飯を丼でお願いして皆で分けました。(^^)
今回は、なんと最初から白飯登場です。
小さいのを取ったら、あまり身がありませんでした。
それで2ついただいたのですが、皆は用心してかちょっとペースを抑え目。
宴会の最後に少し残ったこの品、ゼラチンが固まって皿ごと持ち上がるほどでした。
ワタリガニを酒(幹事さん曰く黒酢みたいの)に漬けたこの品、
ちょっと生臭く、もう少し漬け込んだ方がよかったように思いました。
ゼラチン第2号。白飯がどんどん進みます。
中に刻んだ野菜と挽肉が入っていて、
ここの三鮮盒子の皮を少し柔らかくした感じ。
長野で食べた事のあるおやきにも似ています。
「三絲敲魚」は魚の練り物を絲状にした物で、まるで干瓢かワンタンの皮のよう。
なんでも、浙江は温州の料理なんだそうです。
今回使った魚は黄魚で、ハムも入ったスープの味もダシがよく出てなかなかでした。
お店の人が「先ほどの大餅と一緒にどうぞ」
と、皆、いっせいに、「食べちゃった!」 お店の人はあきれて苦笑い。
お店オススメのウロコごと食べると旨いという魚の蒸し物。
ウロコはパリッとした塩味で確かにおいしいのですが、
たくさん食べるうちによくわからなくなりました。(^^)
香りもよくて身もおいしいこの品ですが、少々骨が多くてこずりました。
ちなみに、この魚、ニシンの仲間で、日本ではとれない魚なんだそうです。
いよいよ、今日のメイン。この青蟹、蟹味噌たっぷり。堪能しました。
なんと、この品まで作っているくれるサービスのよさ。
もちろん、玉子ご飯のように白飯にかけていただきます。
普通、アンコの入ったデザートのこの品が、なんと肉入り。
お店の人が「醤油をちょっとつけて食べてください」
でも、何もつけなくても十分おいしい。
続いてデザートの汁粉。
素朴な味でおいしいのですが、この品はもう少し甘い方がよかったですね。
幹事さんが最近に行った香港の食材の食材を持ち込んで作ってもらった一品。
もちろん白飯にかけて食べましたが、もうお腹一杯だよ~
お茶の報告はまた改めて。
また、香港土産のドライフルーツ(糖蓮子)や洋ナシの持込みもあって、デザートももりだくさんでした。
金針花炒鶏 | 鴨掌 |
酔蟹 | 紅焼元蹄 |
大餅 | 大餅 具たっぷり |
三絲敲魚湯 | 三絲敲魚湯 |
清蒸[魚時]魚 | 清蒸[魚時]魚 鱗は見えないかな? |
青蟹 | 炒青蟹 |
炒青蟹 蟹味噌たっぷり | 蟹粉豆腐 |
圓元 | 圓元 肉入り |
渣渣 | 蝦糕燉蛋 |
コックさんが帰ってきたということで、中華仲間に誘われて13人でこの店に来ました。
去骨鳳爪拼豆腐干絲拌春菊
醤[魚扁]魚干
清炖獅子頭
紅焼鳳爪
松子鸡米
火腿炖鴨
油豆腐塞肉焼粉絲
稠魚蛋
辣麻鸡鴨血
鹹蛋蚕豆蒸豆腐
油炸臭豆腐
干菜笋焼黒魚
松糯拼南瓜餠
いきなりテンコ盛りの鳳爪(鶏の足)が登場。しかも、この鶏の足、骨が抜いてあって、皆ビックリ!
仲間の1人曰く、「こんな事をしてくれたのは、この店くらいだ。」
骨が抜いてあって食べやすいせいもあり、こんなにたくさんの鶏の足、あっという間になくなりました。
中国の魚でしょうか?名前はわからなかったのですが、軽く干した干物といった感じ。
先日、トライして出してもらえなかった鹹蛋黄獅子頭。
タケノコがはいったやさしい塩味のスープがとてもおいしく、何度もおかわりしてしまいました。
またまた、鶏の足登場。ゼラチンたっぷりのこの品、あっという間に固まってしまいます。白飯をお願いして、鳳爪を平らげた後のお皿に入れて皆で分けました。
ちょっとサクサクした揚げ物はキヌガサ茸のようで、
竹笙明蝦捲?かと思いました。
真ん中の丸いのは、松子、鶏のサイコロ切り、ピーマン、ニンジンです。
金華ハムとまるごとの鶏(と思っていたらアヒルのようですね)のスープ。ナツメも入っています。私はこのタイプのスープが大好きです。
肉詰め厚揚げ豆腐、春雨、高菜の炒め物。炒め物というか、炒めた後に煮込んだというか・・・・・・
ちなみに、先日の幹事さんが頼んでいた東坡腐はこのイメージだったのだそうです。それにしても長い名前ですね。雪菜釀豆腐くらいでよいのではないかと思うのですが・・・・
魚の団子、しいたけ、ハム、タケノコ、キューリ? 魚団子が出来合いのものらしく、この品は不評でした。
アヒルと鶏の血と豆腐のピリカラ。五更腸旺と似ています。
豚の血かと思ったら、アヒルなんだそうです。くせのない食感。
塩玉子、ソラマメと豆腐。塩玉子がそのまま入っていたのにはちょっと驚きました。ソラマメの鮮度は今ひとつ(冷凍もの?)だったようで、これまたあまり人気がありませんでした。
いい加減、お腹も一杯になってきたところで、まだ出てきます。
ちょっと甘い、赤いソースにつけていただきました。
ボラのスープ。いつまで続くのだろう(笑)
ちょっとしか食べられませんでした。残念!
カボチャたっぷりの芝麻球を柔らかくつぶして平べったくしたような感じ。できたてはおいしいですね。
去骨鳳爪拼豆腐干絲拌春菊 | 醤[魚扁]魚干 |
清炖獅子頭 | 清炖獅子頭 |
紅焼鳳爪 | 食べ終わった皿にご飯を! |
松子鸡米 | 火腿炖鴨 |
油豆腐塞肉焼粉絲 | 油豆腐塞肉焼粉絲 |
稠魚蛋 | 辣麻鸡鴨血 |
鹹蛋蚕豆蒸豆腐 | 油炸臭豆腐 |
干菜笋焼黒魚 | 南瓜餠 |
今日は急遽決まった新年会。
中華仲間に誘われて10人(+幼児1人)でこの店に来ました。
蓬好菜干絲 春菊と干し豆腐の和え物
腊肉節瓜? ズッキーニと豚肉醤油煮
腰花雙冬 豚マメ(腎臓)とタケノコ、シイタケの炒め物
蒜苗鶏肫 砂肝とニンニクの芽の炒め物
蘿蔔火腿鴨湯 アヒル、中華ハム、ダイコンのスープ
さて、きょうの予約の品はここまでとの事で、皆で相談。
店のおじさんに鹹蛋がないか聞いたところ、生?はないとの事で、残念。
そうこう言っていると、おじさんが何やら出してきてくれました。
これが、牛の舌の乾物?とアヒルの脚の乾物。皆、大喜びでお願いします。
清炒豆苗 台湾豆苗の炒め物
黄豆芽油豆腐 油揚げとモヤシの炒め物
炒花椰菜肉 カリフラワーの炒め物
牛舌 牛の舌の乾物?
鴨脚 アヒルの脚の乾物
ラーメン!
寿眉や晋洱茶を持ってきてくれた仲間がいて、皆で飲んでいたところ、店のおじさんが龍井茶を出してきてくれました。
また、ずいぶん立派な茶器も登場。なんでも紫砂でできたものらしく、偽者の紫砂の茶器まで出してきて(^^)説明してくれました。
この龍井、越多龍井という品ですが、色はとても薄くまるで白茶みたい。
香りもとても軽い感じ。ところが味はしっかりで、素晴らしいお茶でした。感謝、感謝。
什景湯麺 鸡蛋面で作った五目ラーメン
すっかり店のおじさんと盛り上がり、マオタイや五糧液のお酒の話に。
「五糧液もいいけど、一番いいお酒はマオタイだ」とおじさん。
おれのおごりだと、貴州芽台酒を少し分けてくれました。53度。
今日は、これで一人3,700円。
馬蘭頭かと思ったら、細かく刻んだ春菊でした。
ズッキーニをなんと書くのかわからず、メキシコ原産というのが同じ佛手瓜かな?と思ったら、こんなボコボコの形ではなくキュウリを大きくしたものという事で、次に見つけたのが節瓜。これも違うかもしれません。
さて、この品、腊肉が塩味が効いていて火腿(ハム)みたい。なかなかよかったです。
この豚マメ、切り込みが入ったところが一見イカのよう。
イカのようなコシがないので豚マメとわかります。
タケノコ、シイタケ、ニンジン、タマネギ、ピーマンと炒めた具沢山の品。
この砂肝、一見、牛肉のよう。食べた食感も柔らかめでしばらく砂肝とわかりませんでした。
棗も入ったこのスープ、香りも味も大好きです。
アヒルはしっかりダシが出きり、逆にダイコンはしっかり味を吸っており、
私はダイコンだけいただきましたが、アヒルに醤油をたらして食べる人もいました。
豆苗もあるよとの事で、これもいただきました。
仲間の一人が近所のスーパーで油揚げとモヤシを買ってきてくれました。
ダシの効いたこの店に比べるとシンプルな塩味という感じ。この品、正月の料理なんだそうです。
カリフラワーを豚肉、ニンジンと炒めた品。
カリフラワーは仲間があわせて近所のスーパーで買ってきてくれました。
これまたこの店でも食べた品ですが、今日は玉子は入っていません。
薄く切って出してくれ、まさに酒のつまみで、お茶を飲んでいた人も再び紹興酒に。(^^) 臘肉(中華ソーセージ)のようで、実にお酒によく合う品でした。
これは、蒸して出してくれました。
もともと塩漬けなのでしょうか、塩味がかなり効いていました。
先ほどの蘿蔔火腿鴨湯にラーメンの麺を入れて出してもらいました。
今度のスープは塩味が実によく、まるで塩ラーメン。(^^)
鴨脚をのせていただくと、ウマウマでした。
仲間が、好物(^^)の葱油拌麺がないか聞いたところ、麺がないとの事。なんでも冷やし中華の麺じゃないとダメなんだそうで、なんとこの店で言われたのと同じです。
「残念」と、皆、落胆していたところに、店のおじさんが出してきてくれたのが「鸡蛋面」(玉子麺)。この麺で五目ラーメンを作ってくれました。この麺、結構平べったくきしめんに少し似ています。また、この品、ただのラーメンではなく、結構胡椒が効いた味付け。胡椒の使い方がよいですね。
蓬好菜干絲 | 腊肉節瓜 |
腰花雙冬 | 蒜苗鶏肫 |
蘿蔔火腿鴨湯 | 清炒豆苗 |
黄豆芽油豆腐 | 炒花椰菜肉 |
牛舌 | 鴨脚 |
ラーメンを入れた蘿蔔火腿鴨湯 | 越多龍井 |
紫砂の茶器 | 紫砂の茶器 越多龍井 |
鸡蛋面 | 什景湯麺 |
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