「タムタムの世界の中華料理日記」

その他台湾 編




2005年6月7日 東方美人
林華泰茶行
台北市重慶北路二段一九三號

台湾に行った知人から、お茶のお土産をいただきました。

東方美人

この茶葉、烏龍茶のように葉が巻いておらず、しかも黒かったり茶色かったり、はたまた白かったり。ところが、湯を注ぐと細い茶葉が広がって紅茶のような色に。味もどこか紅茶に似た感じ、と言うか、紅茶を軽くした感じ。

同じ醗酵の進んだ晋洱とは、色は似ていても味は全然違うのです。

東方美人
東方美人



2005年6月16日 バス車中

実は、台湾に来て最初に食べたのが、茘枝
北埔に向かうバスの中での差し入れです。 台湾も香港と同じく今が茘枝の季節との事で、なんともジューシーな事。

擂茶体験を終えてホテルのある南投懸のドライブインで、今度は茶叶蛋(茶葉玉子)の差し入れ。茶葉の色がついたのか、玉子の殻は茶色。殻をむくと茶色の筋が入っています。味付けゆで玉子という感じで、あっという間に平らげてしまいました。

とってもおいしいだけに、行く末恐ろしや・・・・

続く

茘枝
茘枝

茶葉蛋 茶葉蛋
茶叶蛋 茶叶蛋 殻をむいたところ



2005年6月17日 評茶

続いて、今回のツアーのメインイベントの1つ、評茶です。 評茶はお茶の品評会で使われる飲み方だそうで、同じ条件に揃えてお茶を比べるもので、3gの茶葉を使い、5~6分だすのだそうです。 ただ、それでは品種によっては必ずしもベストの淹れかたではないので、今回は若干調整しておいしく飲めるようにアレンジしてくれました。

並んだ茶
8種類の茶

緑茶(大陸浙江)
芽の部分を摘む。湯の温度は低め(85℃)。

緑茶(大陸浙江) 緑茶(大陸浙江) 緑茶(大陸浙江)

文山包種茶(坪林)
葉を1枚1枚摘む。茶葉はちょっとよれた感じ。湯の温度は低め(85℃)。

文山包種茶(坪林) 文山包種茶(坪林) 文山包種茶(坪林)

杉林渓茶
一芯二葉。茶葉は柔らかい。湯の温度は高め(95℃)。

杉林渓茶 杉林渓茶 杉林渓茶

四季春(名間軽焙火茶)
一芯二葉。湯の温度は高め(95℃)。お茶はミルクの香りがする。

四季春(名間軽焙火茶) 四季春(名間軽焙火茶) 四季春(名間軽焙火茶)

桂花金萱茶(高山茶)
キンモクセイの花の香りを付けた(燻花)お茶。湯の温度は高め(95℃)。

桂花金萱茶(高山茶) 桂花金萱茶(高山茶) 桂花金萱茶(高山茶)

凍頂烏龍茶(重焙火)
湯の温度は高め(95℃)。重焙火のお茶は少し焦げたような香り。

凍頂烏龍茶(重焙火) 凍頂烏龍茶(重焙火) 凍頂烏龍茶(重焙火)

白豪烏龍茶(東方美人)
茶葉はウンカがかむせいで小さく、小さいほど高級。湯の温度は高め(95℃)。(間違って低い温度の湯を入れたので茶葉が若干開いていない)お茶は蜂蜜の香りで、口に含むと唾液が出てくる感じ。

白豪烏龍茶(東方美人) 白豪烏龍茶(東方美人) 白豪烏龍茶(東方美人)

紅茶(南投魚池郷)
醗酵度が80-85のお茶。湯の温度は低め(85℃)。

紅茶(南投魚池郷) 紅茶(南投魚池郷) 紅茶(南投魚池郷)

続く



2005年6月17日 バス車中

今日のバスでは、バナナと茘枝の差し入れ。いつもありがとうございます
台湾のバナナは小振りだがとても甘い。 私は、日本ではあまりバナナを食べないのだが、ペロリと平らげてしまった。

ただ、腹にたまりそうで、怖い、怖い。(笑)

続く

バナナ 茘枝
バナナ 茘枝



2005年6月18日 台中 全國大飯店
台中市台中港路一段257號
TEL 04-23213111

プール騒ぎの後、ホテルで朝食。 この後のことを考え、今朝も軽めにと中華主体で選んだ。

お粥
ここのは、具が入っていてトッピングがないお粥だった。

豆乳
好みに応じて砂糖を加える。この方が良心的かもしれない。

点心
点心は饅頭焼売。私は焼売をいただいたが、北方系の焼売だった。

オムレツ
その場で作ってくれるオムレツコーナーがあったので、思わず頼んでしまった。 ところが、できてきたものは・・・・・ん~・・・・ よく見ると、棟に「見習」のバッチが。 ま、仕方ありません。

続く

お粥、豆乳、点心 オムレツ
お粥 豆乳
点心
スクランブルエッグ
オムレツ



2005年6月18日 鶯歌陶器街

台北に向かう途中、鶯歌の陶器街で買い物タイム。 とっても蒸し暑い中、陶器街の駐車場にはバスは停められないという事で、駅から5分ほど歩いて向かいます。細い道を車が通るので、ヒヤヒヤ。そして、道路を渡るのに一苦労。 ついたところは、観光地でした。(笑)

陶器の方はほどほどに、私は食べ物屋を見て回りました。 さすがに、全部食べていると体がもたないので、如生[習元]という店で、涼しそうなデザートをいただきました。 理由は、結構混んでいたから。暑いから、皆、考えることは同じなのでしょうかね?(笑)  あと、上手なのは、列がなくなると店の人が呼び込みをしていたこと。 この店、なかなか商売熱心です。

黒豆豆花
この店、花生黒豆豆花(35元)と黄豆豆花(30元)の2種類あるのですが、黒豆をチョイス。さらには、トッピングに花生、ハト麦、緑豆をお願いしました。 と言っても、北京語のできない私、お恥ずかしながらできる方にお願いしてしまいました。だから、進歩がないのですよね・・・・トホホ  さて、この品、特に冷やしている訳ではないのですが、ちょっと冷たくてよい感じ。 豆類のほんのり甘さが疲れを取ってくれます。 それにしても、花生(ピーナッツ)が柔らかいこと。

続く

黒豆豆花
黒豆豆花 花生 ハト麦 緑豆

如生[習元] 如生[習元]
如生[習元] 豆花屋 如生[習元] 豆花屋

屋台 屋台
大腸麺線屋 臭豆腐他、食べ物屋

屋台 屋台
豆花、冷たいお茶屋 冷たいお茶屋



2005年6月19日 三德大飯店 SANTOS HOTEL
台北市承德路三段49號
TEL 02-2596-3111

今朝も、まずホテルで朝食。 お客が多くて座れるテーブルを見つけるのに一苦労。 この後のことを考え、今朝も軽めにとお粥とフルーツ。

ここのお粥は具入り、揚げパン入り。 日替わりかな?

続く

お粥
お粥



2005年6月19日 合信蔘葯行
台北市迪化街一段128號
TEL 02-2549-0686

午前中は、お茶請けを買いに行く人の後ろについて乾物屋街に。 私の狙いは鹹魚だったのですが、どうも店の様子が違います。 という訳で、私もドライフルーツに方針転換。 実は、甘いものも好き

最初に買ったのが洛神花(ハイビスカス)。
意外に置いてある店が少なく、既に見つけた人に教えてもらいました。 太蔘薬公司 慶芳食品行

台湾曼文芒果
続いて探したのが芒果(マンゴー)。 これまた、何軒か比べて既に見つけた人に「マンゴーはこの店のがおいしい」と、教えてもらいました。 店(合信蔘葯行)の人曰く、この品はドライフルーツなのですが、冷蔵庫で冷やした方がよいとの事。冷やしておけば1年は持つというのもおもしろいですね。

油切果
同じ店で見つけたのが、この果物? 食べてみると甘くて美味しい。 なんの果物かわかりませんが、買って帰りました。 日本に帰って教えてもらったのですが、山楂なんだそうです。

続く

準備中 太蔘薬公司 慶芳食品行
洛神花 太蔘薬公司 慶芳食品行

合信蔘葯行
合信蔘葯行

台湾曼文芒果 油切果
台湾曼文芒果 油切果

台湾曼文芒果 油切果
台湾曼文芒果 油切果



2005年6月19日 城内市場

続いてタクシーで城内市場に向かいます。 ここでは、女性陣の買い物にお付き合い。 な~んて言いながら、買い物が終わった後はちゃっかり豆花屋に行く私。(笑)

愛玉檸檬 25元
実は、士林夜市では愛玉ジュースしかなく、とっても残念だったので、ここでめぐり合えて嬉しい限り。 大きな皿に大きく切った愛玉と緑色の檸檬が映えて、何より愛玉の大きいこと。 食べる際にはもう少し小さくなりますが、とってもさわやかな味でした。

花生豆花 25元
ピーナッツ(花生)は甘くなく、シロップだけの味という感じ。 どこでも感じるのですが、このピーナッツがとても柔らかいのですよね。

続く

城内市場 豆花屋
城内市場 豆花屋

愛玉檸檬 花生豆花
愛玉檸檬 花生豆花

愛玉檸檬 豆花のトッピング
愛玉檸檬 大きく切った愛玉に緑色の檸檬 豆花のトッピング



2005年6月20日 お粥横丁

今朝は、豆乳屋には行かずに、地下鉄でお粥横丁に向かいます。目当ては、虱目魚粥。 こちらで紹介されているのを、是非食べてみたいとかねがね思っていたのです。

さて、ガイドブックを片手に地下鉄を降りて歩き出して、変だな?
お粥屋らしきものは見つけたのですが、大通りの左。ガイドブックでは大通りから右に入ったところとありますが、探しても見つかりません。 見つけたお粥屋も数件で、これで横丁?という感じ。

気を取り直して、大きそうな店に入ってみましたが、どうもイメージが違います。 カフェテリア形式で、お粥だけでなく料理もいろいろと選べるタイプ。 しかも、お粥は清粥だけで、虱目魚粥はありません。単品では虱目魚はありますが、時價となっています。

あきらめて他を探すと、広東粥という店を発見。 「ま、虱目魚粥はあきらめてこれにするか」と思ったら、開店が11時。昼食の約束が11時半なので、到底無理です。

後で教えてもらったのですが、虱目魚粥は台南では一般的なんですが、台北では置いてある店はそんなにないとの事。いやいや、暑さと空腹でフラフラです。

続く

永和清粥大王 食合粥道
大手粥店 広東粥の店



2005年6月20日 本屋1
新學友書局 敦化店
台北市敦化南路一段259號
TEL 02-2700-7000

昼食の後、特に予定のなかった私は、念願かなって本屋に。

今回買った本は次の通り。
1.台灣小吃 280元
2.超級下飯 台灣料理 99元
3.開胃小菜 216元
4.養生燉補 320元

この中で出色は台灣小吃。外国に移民して台湾料理屋をする人向けの本で、最後には材料や調理器具の仕入先リストまである。実は、この麺屋バージョンもあって欲しかったのだが、キリがないので我慢。また、養生燉補は季節毎に合ったスープを紹介する構成だが、料理コーナーではなく、ダイエットコーナーで発見。買うかどうか、しばらく悩んだのだが、こちらは思い切って買うことにした。

1は邦聨文化事業有限公司、2は揚桃文化事業有限公司、 3は台視文化事業股份有限公司、4は躍昇文化事業有限公司 で中国語(繁体字)のみ。

続く

新學友書局 敦化店
新學友書局 敦化店



2005年6月20日 本屋2
誠品 敦南店
台北市敦化南路一段245號
TEL 02-2775-5977

本屋も1軒ではおさまらず、結局もう1軒、24時間営業のこの店に来ました。 おしゃれな感じのこの店、洋書の品揃えも多いという事で、中華料理関係は少ないかと思ったら、どうして、どうして、なかなかよい本が揃っています。

で、買った本は次の通り。
1.中國名菜精華 380元
2.家庭陝西菜套餐 350元
3.家庭客家菜套餐 350元

1は笛藤出版圖書有限公司、2と3は台視文化事業股份有限公司で、いずれも中国語(繁体字)のみ。

続く



2005年6月20日 故宮博物院

本屋を回っただけなのに、暑さにグロッキー。 前夜の夜更かしがきいているのだろうと、ホテルに戻って、冷たいジュースを飲み、一眠り。ちょっと元気になりました。

閉館までそれほど時間はないものの、タクシーで故宮博物院に来ました。 「中華料理日記でなぜ博物館?」 実は、目当ては翠玉白菜という翡翠を彫って作った白菜。ご丁寧に、バッタが2匹乗っています。

隣に、自然石でできた角煮。思わず食べたくなるくらい。

残念ながら写真撮影は6月1日から禁止に。 横で携帯電話でバシャバシャ撮っている日本人のおじさんがいましたが、私は我慢。 売店に行ったところ、なんと角度によって2つが交代で見えるマウスパッド発見。 職場のマウスパッドはこれしかない、と早速買って帰りました。

続く

故宮博物院 マウスパッド
故宮博物院 マウスパッド 翠玉白菜と自然石の角煮



2005年6月20日 一服

いったんホテルに戻ってから、夕食の待ち合わせの場所で、一服。

龍井茶をいただきましたが、これが実に甘くておいしい。 でも、台湾では売っていないそうで、残念。

続く

龍井茶 龍井茶
龍井茶 龍井茶



2005年6月20日 本屋3
何嘉仁書店 信義店
台北市信義路四段258號
TEL 02-2708-4528

夕食の後、夜市に向かう途中、バスを降りると目の前に本屋。 もう十分に本屋には行っているはず(ここここ)なんですが、つい足が向いてしまいます。 今回は、見るだけと思っていたのですが、結局2冊買ってしまいました。

1.ONE PIECE 航海王 85元
2.中藥方劑 常用圖典 608元

1は子供のお土産。日本でも人気のマンガ。「航海王」と訳すところがいいですね。 「日本集英社正式授權台灣中文版」とありますので、正規版。(^^)  しかも、息子に渡したところ、最新版だとか。早いですね。

2は漢方の本。中国語(繁体字)のみですが、160種類の漢方の処方がそれぞれの薬剤の写真付きで解説されています。中華料理にも漢方が食材としてよく使われることもあり、友人が持っていてうらやましいなと前々から思っていた本。結構重いのですが、定価1120元が608元になっていた事もあり、思わず買ってしまいました。

1は東立出版社有限公司、3は三栄文化出版事業有限公司で、いずれも中国語(繁体字)のみ。

続く



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