タムタムの『NYから』 1998年10月



No.110
1998/10/16(Fri)
車検(NYから−20)

先日、車に乗って買い物に行きました。
ふと、保険は更新したっけ?と気になりました。
なんの気なく車の前に回ってステッカーを見ると、なんと、期限切れ!!

保険ではなく、車検でした。(ちなみに、保険は更新済みでダッシュボードに入ってました)
スーパーの駐車場で周りの車を見まわしてみても、どれも更新しているではないですか!
あのアメリカ人が更新する以上は、罰金でもあるに違いありません!!(うちの近所はルールを守る人が多いので、そのためかもしれませんが)

家に帰り早速調べました。
「Ford の Maintenance Careで半年に一度整備してもらうのにおかしいな」
どうも、整備(Maintenance)と車検(Inspection)は異なるようです。
「でも、半年点検した後連絡がないよ・・・既に1年経っているのに変ね。」
連絡がないのでほっといたのが悪かったようです。

ドライバーズマニュアルではNY州では1年以内に必ず1回はInspectionを受けなければならない。う〜ん、罰則規定はないなぁ。
NY便利帳という日本人向け情報誌で調べるといくつか整備工場が公認車検場として出ていました。

しめた、州が直接やるのではなく工場にやらせているということは、Fordもやっている可能性があるぞ!!

翌日会社から電話しようとしたら電話番号がわからず、次の日電話しました。
「点検の予約ですか?」
「いえいえ。・・・・・」一生懸命に説明したら、
「えっ、1年の点検整備やってないって、オイル交換もしないといけないし、それは危ないわね。」(ちなみに、女性)
さらに説明・・・
「もっ、もしかして、車検切れてるの?」
「えぇ。」
「じゃぁ、今日の1時半に持ってきてください。」(その時11時)
「えっ、今日?」
相手も事の重大性がわかったようです。

風邪気味の妻に無理を言って、お願いしました。
で、無事、車検と1年の点検整備も終了。
なんのことはない、Fordも公認車検場だったのです。

結局、Fordが1年点検整備の連絡を忘れていたようです。
ちなみに、友人に聞いたところ、見つかったら罰金80ドルだったそうです。

ホッ。




No.111
1998/10/17(Sat)
医者(NYから−21)

見事に風邪をひきました。
息子からうつされたのですが、家族3人ダウンで一日会社も休みました。

で、医者に行きました。
11時半に予約を取り、車で出かけます。
これもラッキーで知り合い曰く、「あさって来てください」なんてこともあるようです。また、紹介がないとまず診てもらえません。

初めてだと言うと、「ではこれに記入してください。」
保険情報でした。
なるほど、医者にとっては最初のチェック項目ですね。
保険のカードのコピーも取られました。

で、妻と同じ風邪という事で同じ薬を処方してもらいました。
(大人専門なので息子は診察はなし)
保険会社と提携している医者なので1回10ドルですみます。
実際には80ドルはかかるそうですから、日本の健康保険と同じくらいでしょうか?いや、もっと安いかな?

で、車でまた移動し薬局へ。駐車場が空いておらずうろうろ・・・
やっと薬局に入ると、処方箋の所は行列です。
この薬局、市販薬や、化粧品、文具、洗剤等結構いろいろと売っています。
自分の番が来て、処方箋、保険のカードを渡すと、住所、電話番号を聞かれます。で、「1時間後に来てください。」

仕方がないのと、妻も調子が悪いので、近所で日本食を食べました。
そこまで、また車で移動です。

ご飯が終わってまたまた薬局へ。
今度は駐車場空いてました。
今度は1人しか前におらずすぐ順番に。
顔を覚えていてくれたようで、すぐにガサゴソ。
でも、どこに置いたか覚えていないようで・・・名前を聞かれました。
こういう時の名前はラストネーム(姓)ですね。

で、取り易いように別の所に置いていたのでした。
薬にはラベルが張ってあり、私の名前・住所と、医者の名前、飲む頻度が印刷されています。記入帳?にサインして受け取ります。
ここの支払いは現金のみ。
ちなみに、処方のいらない薬はカードも可です。

保険がきいており、一人12ドルでした。
定価は53ドルです。

家に帰ったら2時半で、しかもぐったり疲れました。

こちらは医者であまり待たないのはよいのですが、本当に手間がかかります。
香港は予約ができた上に薬局も同じなので本当に楽でした。
ただ、予約時間から30分は待たされましたが・・・




No.112
1998/10/25(Sun)
ふたたび合宿(NYから−22)

またまた、合唱の合宿がありました。

今回も春と同じく車で2時間半のゴルフ場です。
そこまで山に行くと、紅葉も終わっていました。

コンサート間近ということで、練習も12時半から食事をはさんで9時まで。翌日は、9時半から4時までとびっしりでした。(食事時間は30分)

初日、9時からはどの宿に泊まっているお客さんの前で小コンサート。
その後の宴会でカルテット(小人数)大会。
カルテット大会の賞品はメンバーのジュエリーデザイナー作。彼曰く、「これを最後にしてください。」私は知らなかったのですが、かなり有名な方だったのです。私は、残念ながらもらえませんでした。

バグパイプを持ってきた人がいまして、その方からバグパイプ講座。
来年3月のパレードに、日本から来る人たちと参加するそうで、翌朝も練習(歩きながらの演奏)していました。ちなみに、我々のコンサートでも少し披露していただきます。

吹き方にコツがあるそうで、かなりの量を吹き込み続けないといけません。普通の笛では音楽に合わせて息を吹き込みますが、バグパイプの場合は、音楽に関係なく一定量を吹き込み続けないといけないのです。
これ、かなり難しそうです。
ちなみに、小学校4年のお子さんも一緒にやっているそうです。
子供向きのバグパイプも大人と同じ物で、パイプを1つ・2つふさいで負担を軽くするそうです。

翌日は交通渋滞で、家に帰ったら7時半でした。
ちなみに、送ったくれた人、それから1時間かけ、友人との卓球、テニス大会へと出かけました。

いや、本当に疲れました。




No.113
1998/10/27(Tue)
歯医者(NYから−23)

今度は歯医者に行きました。
先日の健康診断で小さな虫歯が見つかったのと、こちらの保険では定期的な歯石取りに保険がきくので思い切って行くことにしました。

同僚に教えてもらった会社の近所の歯医者に電話するとなまりからわかったようで、あそこの会社の人でしょ!   図星です。
こちらの医者は紹介がないとなかなか見てくれないので、こういうのは助かります。

予約を取って行きます。それほど待たないのでいいですね。
最初は、初診の用紙、保険の用紙に記入提出。次からは何もいりません。どうも料金も直接保険会社に請求してくれるようで助かります。

初日は、歯石取り。
2回目は、レントゲンでした。
なんでも、影に隠れた虫歯を見つけるのに必要だそうです。
日本では確か歯医者のレントゲンは保険がききませんよね。
このレントゲンが、パソコンのシステムに直接画像を取り込むのです。
口の形に並んだところを順番に撮っていきます。
さすがに、立体像までは作ってくれませんが、濃淡を変えたり、失敗作はすぐ撮り直したりと、便利ですね。
なぜ、治療台のすぐ隣にディスプレーがあるのかと思ったら、このレントゲンを見ながら治療するためでした。

虫歯は小さいのばかり5つほど見つかりました。
5年ぶりですから、仕方ないかもしれません。

で、歯医者曰く、
3回かけて直します。で、材質はなににしましょうか?
奥はアマルガムでよいですか、少し手前のこの歯だけ考えて見てください。
金歯だと丈夫で長持ちします。ただし、450ドル。
見た目を気にされるなら別の材質もあります。
この歯は、子供の頃の虫歯がスタートなので結構詰め物も大きいのです。

安いのでいいですと、答えました。

次回3回分予約を取っておしまい。




No.114
1998/10/31(Sat)
ハロウィン(NYから−24)

今年も来ました。
ハロウィン。
今年は土曜日なので私も参加することになりました。

まず、昼頃からおもむろに外に出て、落ち葉かき。
本当は週1回庭師がやってくれるのですが、今日は特別です。ほぼ1年ぶりの「落ち葉吹き飛ばし機」を持って家の表側の庭だけ集めます。数日前に向かいの家に庭師が来て落ち葉をうちの方に吹き飛ばしてくれたので、いつもより多め。息子にも手伝ってもらって、落ち葉を袋につめて大きなカボチャを作りました。
まだ、落ち葉が余っていたので、カボチャ人形も作ります。
頭、胴体、手、足と別々の袋に落ち葉をつめ、くくりつけて椅子に座らせます。その間、妻は皆に配るお菓子を袋につめてます。
息子、昨年のハロウィンのお菓子をそのまま残しており、いつくかはそこから拝借しました。(さすがに1年前のせんべいは捨てましたが・・・・・・)

で、ビデオ、ビデオ。
おっ、テープがない。
仕方がないので買い出しです。
無事、最後の1セットのVHS−Cを手に入れましたが、バッテリーがダメで使えませんでした。充電効かなくなってました。

少し横道にそれましたが、3時頃近所の同じ年頃の日本人の子供たちが集まり、出発。親が必ずついて歩きます。

回っているうちに別の子供たちと合流したり、また分かれたり、お兄ちゃん達がお菓子のありかを教えてくれたり、いや、楽しいですね。

女の子はたいていお姫様、男の子は様々。パワーレンジャー、忍者の扮装、アメフトというのもありました。
息子は親の「ピカチュウ」のリクエストを無視して今年もウッディー。安上がりな奴です。
私はグーフィーの帽子をかぶりました。昨年、うちの奥さん、親も仮装するものだと信じ込んで一人m&m着ておお受けだったそうです。
話を子供に戻しますと、少し年長になると、少し怖いお化けなんかの扮装になります。その中で一番人気はセーラームーンでした。金髪でいや、かわいいのなんのって。でも、本人恥ずかしがってお父さんの影に隠れてました。親の趣味かな・・・・? あと、1歳2歳の子供の着ぐるみもかわいいですね。

迎えてくれる方もいろいろで、外で待ってくれているおばあさんがいるかと思えば、狼男の扮装で、窓枠にラジカセをセットしてBGMを鳴らしているおじさん、奥まった家の人なんかは外まで客引き?に出てました。

5時前まで回って帰りました。(5時で真っ暗です)
これが年長さんと一緒だとたくさん回るので大変です。
息子も途中でお菓子のかごが重くなったとかで、半分持ってやりました。

うちに帰って、今度はやってくる子供たちを迎えましたが今年は少し少な目で、お菓子が少し余ってしまいました。
やはり、週末だからかな?





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