台湾通の友人から、台湾で食べたモンゴル鍋が東京にも店を出していると聞き、香港時代の同僚達と早速行く事にしました。
当日の昼頃、店から電話がかかってきました。
予約の確認かと思ったら、その場で頼むとかなり待たせてしまうので、セットメニューを予約してもらえないかとの事。
ぐるなびを見ていると言うと、そのセット(3,980円)が一番お得なので、それを人数分行きましょうと、結構強引なセールス。
セットに入っていない羊肉も欲しいので、単品で頼むつもりと言ったところ、単品だと鍋のスープだけで1人2,500円。えっ、と驚いてぐるなびのメニューを見ると、確かにそう書いてあります。
では、7人分くらいセットを頼んで、後は単品で追加と返したところ、鍋は2人用と3〜4人用があって、11人だと大きな鍋3つは必要で9人分頼まないといけないとの事。
結局、セットを9人分頼むことになりました。
それにしても、鍋なのになぜ時間がかかるのだろう?と、電話のあともどうも釈然としません。
さて、私はちょっと早めに店に着いたのですが、かなりおしゃれな内装にビックリ。台湾の店とはずいぶん趣が異なります。また、セットは9人分しか頼まなかったので、フカヒレは9つでしたが、前菜は11個並べてくれていて、なかなか気が利きます。
前菜
臘肉(中華セラミ)、海蜇(クラゲ)、皮蛋。
鍋を始めるところは店員がきて説明があります。
ジンギスカンが考案したと伝えられる鍋ですが、モンゴルや中国にはなく、現在食べられるのは台湾と日本だけとの事。
赤い方が天香鍋で、白い方が回味鍋、取り皿に回味鍋のスープをタップリ取って、天香鍋のスープを好みで少し足すのがよい。また、薬膳がたくさん入っており、龍眼、クコ、さらにはネギもダシを出すためなので、食べてはならない。スープの素は途中で足してくれるので、その際にダシがないと困るという事のようです。
そして、最後に言われたのが、「決してアクは取ってはいけません。」これは3回くらい繰り返してくれました。
さらに親切な事に、具材も1つずつ説明して、鍋に入れてくれます。
大蒜 ニンニク
これは食べてもよいとの事。とても柔らかくて甘く、ニンニクのイメージが変わるほど。
地瓜 サツマイモ
べにあずまという種類だそうですが、これまた甘くておいしい。
後ほど、単品で追加しました。
冬瓜
透明になるまでじっくり煮込んでくださいとの指示。これは私も好物。
鮑魚磨@エリンギ茸
この品は台湾でも食べたような気がします。
豆腐
この豆腐、赤いスープに入れると、結構あとから来る辛さ。油断すると大変です。
青梗菜 チンゲン菜
黒丸 黒豚肉団子
黒豚をずいぶん強調してくれましたが、魚の団子も食べたかったような・・・・
そして、期待の羊肉ですが、他の料理は1皿800円程度のところをなんと2,100円。
そんな高級な食材だったのか・・・・・ちお、断念しました。
香磨@椎茸
珊瑚磨@タモギ茸
バットを作るタモギにできるキノコ
高麗菜 キャベツ
この品は、水がでてくるので、少しずつ入れてくださいとの指示。
結構、これがよくて、この品をお替りするテーブルも。
鮮蝦 車エビ
これは当然、セットの数だけ。当たらなかった人、すいません。
さて、三々五々集まった同僚のためにお酒を注文するのですが、なかなか出てきません。
店員さんを探しに行ったところ、私のいた階には2人しかいないようで、ちょっと人手不足かな? 先に頼んだ台湾紹興酒が来ずに後から頼んだビールが来たりしたので、もう一度覗きに行くと、紹興酒の瓶が置いてあります。「持って行きますよ。」と声をかけたところ、なんとグラスがなかったとの事。「なんでもいいよ」と言ったら、お碗を持ってきてくれました。なんだか、香港でビールを丼鉢に入れて飲んだのを思い出しました。 ここで、事前に頼まないと時間がかかると言われたことが、やっと得心。
魚翅 フカヒレ姿煮
姿煮とメニューにはありますが、これも鍋(赤い方)に入れます。
麺と一緒に食べると、フカヒレ麺になりますよと言われ、皆、最後に取っておきました。
緑色麺 クロレラ入りヘルシー麺
讃岐うどんかラーメンから選べますが、フカヒレにはラーメンが合いますかね?と言われて、やはり、皆ラーメン。麺は白いスープに入れます。もうちょっと煮込んだ方が私にはおいしい。セットの数をけちった私は、フカヒレはあきらめていたのですが、優しい同僚が少し分けてくれました。
デザート 西米露
ココナッツの香りが強く、ちょっと強すぎかな?
薀蓄が多かった事もあり、ついつい突っ込んでしまいましたが、スープは台湾と同じくとてもおいしく、もう少し単品の値段が手軽だとちょくちょく来るのになと思った程。皆も満足してくれたようです。
今日は、11人で63,000円。