「日本風・アメリカ風中華と本場風中華」


この講座では、中華料理を以下の3つに分けることにします。

高級中華
中級中華
B級中華

この中で、高級中華はちょっと私の手の届かないところにあるので、申し訳ありませんが割愛させていただきます。
その分、中級の中でちょっと高級めなメニューを入れます。

さて、中級・B級中華といってもいろいろあります。
それを以下のように分けてみることにします。

本場風中華料理(といっても、広東上海北京・・・・といろいろあります)
アメリカ風中華料理
日本風中華料理

皆さんが中華と思っていつも食べているものは、もしかすると、「日本風中華料理」かもしれないのです。

例えば、前回も挙げたラーメン、それに餃子、肉野菜炒めなんかもそうですね。 このあたりは、街の中華蕎麦屋で食べられたりするので、B級とでも呼びましょうか。(実は、私はB級が好きです)
では、もう少しこぎれいな中華レストランなら本場の味かといったら、そうとは限りません。 結構日本風の味付けになっていたりします。また、日本人の好きそうなメニューばかり(料理の出身地をかまわず)出していたりします。 (それは、それでおいしければいい訳です。) 例えば、日本のとあるホテルの中華料理でメニューにない広東料理を頼んだらなく、 よく聞くと、四川料理の店だったことがあります。 でも、メニューだけ見ても、どこの料理かわからないのです。
ちなみに、日本には四川系のレストランが結構多いのではないかと私は思っています。 麻婆豆腐えびチリホイコーローチンジャオロースー などは四川だそうです。(四川はあまり詳しくないので・・・・この辺で)

一方、本場の中華料理でも、広東上海北京等場所によってかなり料理が異なります。また、そのなかでも、日本人が好むものと例えば香港人が好む料理は少し異なります。例えば、日本人は中華料理に行くと必ずと言ってよいほど炒飯を頼みますが、香港人はそれほど頼みません。
また、食べかたが違ったりします。例えば、日本人は飲茶エビ餃子に醤油をかけますが、香港人はかけません。

で、こんな事を知って何になるか。

もともとの(料理の)出身がわかれば、得意料理を中心にメニューを組んだり、さらにすすむとメニューにない料理を頼んだりという事ができます。(ちなみに、私はメニューにないものを頼む所までいってません。)
中華料理って所によってはメニューにのせてなかったりしますから。

また、得意料理じゃないものを頼む失敗を犯したり、出身地の料理に自信を持つレストランでアメリカ風中華ばかりを頼んで機嫌をそこねたり(ウソです(^^))という失敗も犯しにくくなります。

なんて、書いてみましたが、おいしく食べれればそれでよい訳で、難しい事を言っても始まりません。メニューのレパートリーが増えればきっと楽しいと思います。

という訳で、まず、典型的な日本風中華料理アメリカ風中華料理をご紹介し、 それ以降、本場風中華料理の日本人好みの(というか私の好きな)メニューを紹介していきます。




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